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レドニツェ-ヴァルチツェの文化的景観 施設情報・クチコミに戻る

広大な庭園とお城

  • 4.0
  • 旅行時期:2013/07(約13年前)
norisaさん

by norisaさん(非公開)

ブルノ クチコミ:1件

レドニツェとヴァルチツェの文化的景観は、1996年に世界遺産に登録されました。

ここはもともとりヒテンシュタイン家の領地でした。
彼らは現在ではスイスとオーストリアに囲まれた立憲君主制国家として存続しています。
(ほとんど根絶やしにされたヨーロッパ最大級の王室であるハプスブルグ家とは随分異なる運命をたどったようですーーー)
リヒテンシュタイン家は13世紀半ばにレドニツェを、14世紀末までにヴァルチツェをその領地として城を建設していましたが、カール1世がヴァルチツェ城を居城と定め、レドニツェ城は夏の離宮となったそうです。
2つの城の間には1715年より道が造られ、19世紀はじめには、ヨハン・ヨーゼフ1世がイギリス式庭園を建設しました。
レドニツェ城は想像していたよりもはるかにキレイなため新築ではないかと目を疑いました。
聞くと、表面の塗装は一定年月毎に手入れをされているとのことで納得しました。

その庭は本当に広いのですが、実はこれだけではありません。
りヒテンシュタイン家は17世紀にはヴァルチツェの城を本拠地と定め、レドニツェ城は夏の離宮、いわば別荘として共にバロック様式へと改築しました。
周辺にフランス庭園などを配置してこの地域を王宮化していきます。
しかし、その後自然と建物を調和させるイギリス庭園が流行すると、変わり身早く、19世紀初頭にはこのレドニツェとヴァルチツェそしてブジュツラフ近郊に及ぶ広範囲の土地をイギリス庭園化したそうです。

庭園と二つの城を結ぶ回廊の規模はなんと約283平方kmに及びました。
19世紀に造られた温室もそのまま残っています。
100年以上前に造られたとは思えない斬新なデザインです。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
半日
アクセス:
3.0
コストパフォーマンス:
3.5
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
4.0

クチコミ投稿日:2013/11/20

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