アルプス三部作は見応えがありました!
- 4.0
- 旅行時期:2012/09(約12年前)
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by Pに会いたいさん(女性)
サンモリッツ クチコミ:2件
サンモリッツ湖を見下ろせる丘に建てられている、ドーム型の屋根と石積みの建物が印象的な、イタリア人画家“ジョヴァンニ・セガンティーニ”の美術館で、アルプスの自然とそこに暮らす人々に魅せられた、彼の作品が展示されています。
某旅行会社のツアーに一人で参加した際に、夕方、少し早めにホテルに到着したので、夕食迄の時間を利用して行って来ました。
ガイドブックの余りよくわからない地図と、道路にある表示を頼りに、サンモリッツのドルフ地区(ザ・クリスタル・ホテル周辺)から歩いて行ったのですが、ここまで15分程かかりました。
17時過ぎに到着した時には、閉館時間まで1時間を切っていたせいなのか、他のゲストの方は誰もいなくて、最初から最後まで全館貸切状態でした。
まず、一階にある無料のロッカーに、厚手のジャケットや手荷物等を預けて、一階に展示されている作品から見学しました。
その後、二階に展示されている、晩年の最高傑作と言われているアルプス三部作、『生(生成) 』『自然(存在)』『死(消滅)』を見学しました。
この三部作は、本来、三連祭壇画として描かれる予定だったものの、制作途中でセガンティーニが亡くなった為、未完成のまま展示されているのだそうで、一階の展示作品の中に、そのデッサンがありました。
この三部作を、一枚ずつ間近で観た後は、誰にも邪魔される事なく、フロアー中央にある椅子に座って、その三作品を20分間もずっと眺めていたのですが、17時45分頃にスタッフの方が来られ、作品の前を行ったり来たりしながら、床のモップがけの掃除を始められたのには少しビックリしてしまいました。ただ、もう充分、作品を堪能した後だったので、さすがに、その時点で美術館の見学を終えました。
展示作品はそれほど多くはなく、とてもこじんまりとした美術館でしたが、やはり、アルプス三部作は見応えがありました。
尚、一階では、種類は多くありませんでしたが、関連グッズの販売をしていました。
美術館見学後は、雨が降っていたのですが、折角なので、美術館の後方にある“セガンティーニの道”の散策に行きました。
この道は緑に囲まれた小道で、その道沿いには、セガンティーニの作品が日本語を含む数ヶ国語の解説と共にパネルで設置されていました。このパネルは全部で六ヶ所あるらしいのですが、薄暗くなってきた上に、時間的な事もあり、一部しか散策できず、結局、四ヶ所だけ見つける事が出来ました。
もしも、見学に行かれる事があれば、美術館と併せて、この“セガンティーニの道”も一緒に散策されると良いのではないかと思います。
尚、下記URLが見学前の参考になると思います。
セガンティーニ美術館
http://www.segantini-museum.ch/info-amp-services/cn.html?lang=4
スイス政府観光局
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/segantini/
- 施設の満足度
-
4.0
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 入館料:10スイスフラン(大人一人)
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/06/23
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