満州国の歴史を勉強してから行って下さい
- 4.5
- 旅行時期:2010/08(約15年前)
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by ぐるめぽちさん(男性)
長春 クチコミ:1件
1931年の満州事変を経て、1932年に建国した満州国の仮御所です。偽満皇宮博物院とあるように、この満州国は日本が建国した傀儡国家で、ラストエンペラーとして知られる愛親覚羅「溥儀」が執政して場所です。
室内には、日満議定書が調印された机など歴史の舞台となったものがたくさんあります。また、溥儀のほか、皇后の媛容や皇妃の譚玉齢の起居した部屋も見ることができます。なお、自由のない暮らしや溥儀からの冷遇を受け、皇后の媛容はアヘンに溺れるようになり、その後、アヘン中毒となり、それが元でなくなっていますが、そのアヘン吸煙室などもあります。
建物前の広場には、反日・強硬路線を取った江澤民元主席の銘入りの「勿忘”九.一八”」(9月18日を忘れるなかれ)という石碑が置かれています。この9月18日は満州事変が起こった日で、中国では九・一八事変といいます。石碑の意味は、この「満州事変の屈辱を忘れるな!」という意味です。中国の方はそうした教育を受け、そうした目でこの博物院を見ていますので、くれぐれも言動には気を付けた方がいいと思います。
ただ、そうしたことも踏まえ、日中相互に関係する歴史を直視するためにも、長春に来たら、この「偽満皇宮博物院」を観光されることをオススメします。
なお、瀋陽にある「九・一八歴史博物館」や「張氏帥府博物館」も満州事変に関係した博物館です。日本人は完全に悪者扱いなので、ちょっと居づらい場面などもありますが、是非訪れて頂いて、歴史を直視してみることも必要だと思います。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2013/02/11
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