古代は黒海からイベリア半島に至るギリシャ都市からアポロンの神託を求め参集!
- 5.0
- 旅行時期:2012/05(約14年前)
-
-
by 地中海人さん(男性)
デルフィ クチコミ:2件
パルナッソス山の斜面にあるアポロン神殿を中心とする神域。デルフィが前8世紀に飛躍的に発展したのは、暗黒時代から脱したギリシャ内のポリスが海外への殖民活動の神託を得るため、ここへ通ったからといわれています。
デルフィのアポロン神殿の壁には1000を超すメッセージが記されていたという。
奴隷に関するものが多かったといわれており、国家のみならず庶民の駆け込み寺の役割をはたしていたかも知れませんね。
オイディプスやライオスの神話などの[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%82%A4/ 詳細は]
ディロス島で忌まれたゼウスの子・アポロンが生後4日後にしてデルフィに至ったといわれ、この二つの地は、同時期に栄えた。
午後アテネから着き、ホテルで午後3時には閉館だという。そこで、博物館から東へ数分の入場規制の無い「アテナの聖域」と「トロス」を回る。トロスは、1995年熊本大学が学術調査をしたところです。
翌日朝、午前9時には博物館の先にある入り口から入る。
ローマ時代の小規模なアゴラ、
テーベなどギリシャ諸都市の宝物庫の基礎
フランス考古学会が修復したアテネの宝庫
(この南壁に献辞が刻まれているとされるが発見できず。)
アポロン神殿
古代劇場を回り込み中に入らず、
西に上ったところにある競技場
を回る。
全く同じ通路を戻り、博物館に入る。
ここではいつもながら彫刻に圧倒されました。なんと博物館内外WiFi無料です。
紀元前6世紀を絶頂とし、ペルシャ戦争後更にアレキサンダー大王の庇護もあり、当時の地中海ギリシャ世界(黒海からイベリア半島のギリシャ殖民都市まで)からここに馳せ参じ、祈り、祭り、諸都市の市民達が泊り込みで神託を授かり、交歓し、競技をし、ギリシャ民族の歴史において最高の夢のような時代だったのでしょう。
学問的にも、軍事的にもギリシャが世界の中心であり、ここがその精神的なよりどころと信じることができた時代なのですから。
アポロンの神託は、381年デルフィがビザンチン帝国によって閉鎖されるまで庶民に支持され続けました。
博物館から町への道すがら、眼下の谷を見通すと、はるかにイケアの町と海が見えます。これまで地図を何度も眺め、旅行記を読んでは山奥にあるとばかり思っていましたが、何と古代は地中海世界から船で来て上陸すれば、その日にはここの諸都市の宝庫に泊まれたのでした。
**********************
[http://www.delphi.com.gr/acrople-hotel-delphi-rooms.html/ アクロポール・ホテル]
メイン通り1本の小さな村の三つ星ホテル。バルコニー付き。
朝食付き、WiFi無料 一人1泊 5200円
*******************************
交通機関
[http://www.athensguide.com/practicalinfo/busschedulesB.htm/ バス クテル]
往
アテネ中心部ホテル→(タクシー10ユーロ)→リオシオン・バスターミナル
リオシオン・バスターミナル→(バス 2時間後コーヒー休憩)→デルフィ西入り口バス停まで約3時間 往復30.20ユーロ 往のみ座席指定。
復
デルフィ西入り口バス停(バス停向かいのみやげ物屋さんでチケット販売) →リオシオン・バスターミナル
リオシオン・バスターミナルから数百メーターの距離のメイン通り市内バス停からX93番でアテネ空港→ミコノス空港
********************
[http://www.epikouros,net/ レストラン・エピクロス]
デルフィ村メイン通り中間にある。広々として、谷、海までの眺望。
冷えた生ビールがこれまでで一番おいしかった。
上記アクロポール・ホテルから10%割引券有り。
店主は英独語堪能。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/02/11
いいね!:2票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する