ACI顧客満足度1位。巨大だがコンパクトな使いやすい空港
- 4.0
- 旅行時期:2012/10(約13年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
仁川 クチコミ:6件
黄海に浮かぶ2つの島を埋め立てて2001年に開業した、アジア有数の巨大空港。ワールドサッカーに間に合わせるべく建設され、当初はバスアクセスのみ、本土との橋は1本、滑走路は2本で開業した。
島の半分を空港用地が占め、3700m超の滑走路を3本(将来4本)、南北(やや西に傾く)にそろえ、現在は本土と結ぶ橋も3本に増えた。2010年、ようやく空港鉄道が全通した。
扇のような形をしたターミナルは、面積50万平方メートルと、羽田の国際ターミナルの3倍と広大である。その割には、各施設がコンパクトにまとめられ、広いが不便さを感じさせない作りになっている。これはチェックインカウンターからイミグレ、免税店の配置、そして飛行機の搭乗口に至るまで、動線を考えた機能的なレイアウトになっている。ターミナルを扇状1つにしたのは正解だった。
現在はサテライトも増設され、そこへは成田の第2ターミナルのように、ミニ列車で行く。
この空港は、顧客満足度調査でも毎年ベスト5以内に入る空港だが、その最大の理由も、「広いが使いやすいコンパクトさ」がきいている。香港空港もそうだが、ターミナルを集約し、その両側に滑走路を垂直に何本も立てるというレイアウトは機能的だ。逆に欧州の大空港は、広いだけでなくターミナルがバラけ、一つのターミナルは狭いため使い勝手が逆に悪くなってるのが指摘されている。
ソウルへの玄関口というより、日本各地の空港から、ここで乗り換えて別のところへ向かう、「乗り換えハブ空港」としての側面が大きく感じる。ソウル都心へは、近くはなく、50kmは離れている。空港バスとのアクセスはシームレスで、本数も多く、現在も主役だが、渋滞の心配はある。
単純にソウルに行く場合は、国際線が復活した金浦空港のほうが便利かもしれない。
空港の「実力」だが、成田より数値が大きいが、羽田に比べると実はたいしたことがない。年間利用者は、羽田の半分である。一方貨物扱いは、成田を抜き世界ナンバー1になった。
面白い施設として、地下にサウナ(沐浴湯)がある。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.0
- 鉄道がようやく開通したが、いまいち使いづらい
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 広いため、利用役が多くても気にならない。
- 施設の充実度:
- 5.0
- 地下にサウナがある
クチコミ投稿日:2012/12/09
いいね!:2票
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