成都駅では「青年思慮者」が年寄りコーナーに案内してくれる。
- 4.5
- 旅行時期:2012/06(約13年前)
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by アリヤンさん(男性)
成都 クチコミ:30件
成都駅に入場するときの荷物チェック、IDチェックの厳しさは最近の中国鉄道の傾向。
でも、巨大な待合室に入ろうとすると、赤いハッピを着た若い女の子たちが走りよってきて腕をつかんだり荷物を捕ろうとしたりして、何かを口走ります。
中国語のわからない人には何のことか?さっぱり分からず、「オッ、新手の口利き屋か?」と思います。
ワタクシたち夫婦は、これはキケンだと思い、手を振り解き荷物を捕られまいとして逃げるように遠ざかりました。
でも、ご安心ください。
彼女たちは、老人や病人、障害者、妊婦さんや子供づれなどの弱者支援隊なのです。
赤いハッピの後ろに「青年思慮者」とかいてあります。
待合室でも改札口近くのコーナー一角を弱者専用コーナーとして囲ってあり、そこに優先的に案内してくれる、親切なボランティアさんたちなのでした。
ワタクシたちは自分でそれを発見して、そのコーナーに入ろうとしてやっと彼女たちの本当の役割を理解しました。
コーナーの入り口に2人居て、親切に席に座らせてくれました。
該当者以外の人がそこに入ろうとすると、「入るな!」と規制しています。
このコーナーの該当者には「軍人」というのがありますが、軍人は大抵が若く元気な青年なので、日本的に考えると「軍事は対象外だろう」と思いますが、ここは中国です。
こころあたたまる心遣いが嬉しかった。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用目的:
- その他
- 利便性:
- 5.0
- 慣れると一番にこの青年たちのお世話になる
クチコミ投稿日:2012/11/02
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