褐色の肌色のマリア様
- 5.0
- 旅行時期:2012/01(約14年前)
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by ウェンディさん(女性)
その他の都市 クチコミ:2件
訪れた時期が、ボリビアのお正月休暇ということもあり、ボリビア人の観光客のほうが多かったです。
教会の中には金箔で飾られた礼拝堂があります。この礼拝堂も美しいのですが、一番感動したのは、礼拝堂の裏にある小さな倉庫のような細長い小屋の中にいるマリア像。このマリア様は、ボリビア人のような褐色の肌をし、手には土着の神を表す飾り物を持っている不思議な姿をしています。
その昔、植民地時代だったころ、アンデスの人々は強制的にキリスト教に改宗させられたにも関わらずスペイン人が建設した礼拝堂(Santuario)を利用することはできませんでした。そこで、彼らは自分たちのための礼拝堂を建て、自分たちの肌の色に似たマリア様をまつり、信仰しました。
今ではボリビアに定着したキリスト教。でも、その昔、彼らは自分たちのルーツである土着の神ピラコチャ、パチャママの存在を残しつつもキリスト教を受け入れ、土着の神と融合させたマリア像を自分たちに似せて作ったという歴史があります。
コパカバーナに行かれる方は、ぜひ裏にある小さな礼拝堂の見学もおすすめです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2012/09/10
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