タージ・マハルの建築に影響を与えた壮麗な「フマーユーン廟」
- 4.0
- 旅行時期:2010/09(約14年前)
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by マンボウのお城さん(男性)
デリー クチコミ:5件
フマーユーン廟は、デリーにあるムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟です。
ムガル帝国第2代皇帝フマーユーンは、1540年にビハールの地を従えたパシュトゥーン人(現アフガン人)の将軍シェール・ハン(後にシェール・シャーと名乗る)に大敗し、インド北部の君主の座を奪われて一旦はペルシアに亡命しましたが、シェール・シャー死後の1555年にはアーグラとデリーを奪回して北インドの再征服に成功しました。しかし、翌1556年に事故で亡くなりました。
フマーユーン死後の1565年、ペルシア出身の王妃で信仰厚いムスリマであったハミーダ・バーヌー・ベーガムは、亡き夫のためにデリーのヤムナー川のほとりにムガル帝国の廟建築の原型を示すといわれている壮麗な墓廟を建設することを命じました。
アクバル大帝による治世が始まっていた時代のことです。
インドにおけるイスラム建築の精華のひとつと評されているのも、その建築スタイルがタージ・マハルにも影響を与えたと言われているからです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- 日本からのツアーに全ての観光が含まれていたので、楽チンでした。
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 日本からのツアー料金は信じられないくらい安く、入場料も全て含まれていました。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 観光客も現地の方も多かったのですが、広大な廟だったので、気になりませんでした。
- 展示内容:
- 4.0
- タージ・マハルに影響を与えただけのことはある内容でした。
クチコミ投稿日:2012/06/09
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