北京市内にあるとは思えない広大な「天壇」
- 4.5
- 旅行時期:2002/10(約23年前)
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by マンボウのお城さん(男性)
北京 クチコミ:6件
天壇公園は、明の永楽帝が明の永楽4年(1406年)に設計施工し、14年をかけ永楽18年(1420年)に完成しました。
北京市崇文区に位置していて、故宮から南へ約4kmと市街地の中にあります。
敷地面積は約273万m²といってもピンときませんが、故宮の3倍以上と言えば、どれくらい広いか想像がつくと思います。
敷地は、天と地を意味する「南方北円」の南が方形、北が円形の形となり、北へ行くほど勾配が高くなり天に近づくという構成になっています。
明清代の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な祭壇です。「壇」とは、皇帝の祈祷場を意味します。
お正月には祈念殿で五穀豊穣を祈り、初夏には「圜丘殿」で多雨を祈り、冬至には「圜丘殿」で天を祈るという祭天大典を行いました。
冬至は陰陽の節目といて最重視されていました。
また、北京の地図を広げてみると、故宮を中心に日壇公園(東)、月壇公園(西)、天壇公園(南)、地壇公園(北)があることがわかります。
天壇は、自分を天子として天帝を祭るため最も重要な場所であったようです。
建設当時は天地壇と呼ばれていましたが、1534年に天壇と地壇に分離したため、天壇と呼ばれるようになりました。
市民の公園として親しまれていて、ダンスを興じる人や二胡を奏でる人など、北京市民の生活を垣間見ることができます。
なお、天壇の主な見どころは以下の通りです。
圜丘壇
皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所で、毎年冬至に豊作を祈る儀式や雨乞いを行いました。
形は天円地方の宇宙観に則り円形で、漢白玉製の3段の基壇から成り、敷石や階段や欄干は、陰陽思想でいう最大の陽数である9や、その倍数で構成されています。
各壇の直径を合計すると45丈ですが、これは単に9の倍数という意味だけでなく、九五之尊という意味も持っています。
天壇の本来的な役割としては、圜丘殿こそが最も重要な場所ということになります。
ちなみに、最上段の中央に立って声を出すと、まるで天の声のようなこだまが返ってきます。
周囲の欄干に共鳴した音声が作り出す不思議な世界で、中心の石を天心石と呼ぶようになりました。
前庭にある三音石も同じように不思議な音を発します。
皇穹宇
藍瑠璃瓦で葺いた直径15.5mの円形の比較的小さな建物です。
皇室の皇に、大空を表す穹と、宇宙の宇という字を書き、圜丘で祭事が行なわれる時、壇の上に置かれる天の神や、歴代の皇帝の位牌をふだん安置しておく所です。
ここに不思議な「回音壁」という壁があります。
壁の端で小声を出すともう一方の端まで伝わるというものです。
祈年殿
天壇でもっとも有名な建造物の1つで、天安門や紫禁城とともに北京のシンボル的存在となっています。
祈年殿では皇帝が正月の上辛五穀豊穣を祈りを捧げましたた。
祈年殿は直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられる祭壇で現存する中国最大・最古の祭壇で、中国建築史上重要な建造物とされています。
木造で宝頂は金メッキがされていて、屋根は瑠璃瓦葺きの三層になっています。
また、内部の4本の柱は、竜井柱と呼ばれ、春夏秋冬を表しています。
祈念殿、皇穹宇、園丘と一直線の配置にされています。
九龍柏
9匹の龍が昇るように見える木肌の檜で、樹齢500年といわれます。
料金:祈念殿・皇穹宇・圓丘4月1日~10月31日35元・11月1日~3月31日30元、
天壇公園4月1日~10月31日15元・11月1日~3月31日10元
時間:祈念殿・皇穹宇・圓丘8:00~17:00
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 5.0
- 市内中心部から僅か4キロで地下鉄でもタクシーでもすぐに行けます。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- アクセスは抜群で、門票も内容からするとかなり安いと思います。
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- もともと市民の憩いの場に加え、観光客が大勢来るので、結構混雑します。
- 展示内容:
- 4.0
- 故宮の3倍以上の広さなので、見所満載です。
クチコミ投稿日:2012/05/30
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