膨大な顔写真の力
- 5.0
- 旅行時期:2011/06(約13年前)
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by LCC好きさん(男性)
プノンペン クチコミ:3件
プノンペンの中心よりやや南、元高校のあった校舎が、ポルポト時代の初期、知識人やベトナム系住民を収容する収容所となり、その跡をそのまま保存して博物館に。数々の拷問器具や囚人が入れられた檻、食事を与えられた器などが、当時のまま残されています。檻のある部屋の床などには、現在でもところどころ血痕が残っています。何より圧倒されるのは、囚人が入所の際に撮られた顔写真が膨大な枚数展示されていること。数人を除いてすべてが虐殺された彼らの、首からかけた番号札が痛々しいです。一方で、看守(ポルポト派)を務めた若い男女の写真も多数展示。見学者は中国からの観光客のほか、欧米系の人も目立ちました。現在進行中のカンボジア国際軍事法廷(ポルポト派の所業を裁く裁判で日本人も裁判官として参加)の記録も展示があり、先日、終身刑を言い渡された通称・ドッチ(当時の収容所長)の写真(過去と現在)も目立ちます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/04/23
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