シギリアロック
- 4.5
- 旅行時期:2010/03(約16年前)
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by あなもりやさん(男性)
シギリヤ クチコミ:1件
シーギリアとは、シンハギリ(ライオンの岩)から変化した名称。紀元前より僧院、仏塔が建立されていたが、5世紀に父から王位を簒奪したカッサパ1世が、実弟の復習を恐れアヌラーダプラから都を移した。高さ180mの岩山の山頂に宮殿を構え、岩山の中腹のテラスには巨大なライオンの脚部が残っている。
中腹の岩壁には、シーギリアレディとよばれるアプサラス(天女)を描いた壁画がのこり、古代スリランカ絵画の代表的な傑作といわれている。またミラー・ウォールとよばれる壁面には、7~11世紀にここを訪れた人々の賛嘆詩が残されているという。
描かれている23人の美女フレスコ画は、ほとんどが貴族の女性と召使の2人一組となっている。これらの美女については諸説あるが、カッサパ1世後宮の女性達、つまり複数の王妃、王女、侍女、側室とうい説が妥当といわれている。
これらの壁画は5世紀に描かれたものだが、日本では巨大古墳の時代、7世紀終末~8世紀始めの終末期古墳に描かれた高松塚古墳やキトラ古墳の壁画が描かれる300年も前になる。分厚い漆喰に描かれた彩色壁画は1600年前のものとは思えない美しさだ。麓の建物遺構や頂上の宮殿の遺構などは、全てレンガ造りであるが、その精巧な造りには驚きを覚えた。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2012/04/23
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