頤和園~西太后の別荘
- 5.0
- 旅行時期:2007/11(約18年前)
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by Tシャツさん(男性)
北京 クチコミ:7件
乾隆帝の時代に「清漪園」と言う名で、母である皇太后の還暦祝いに造成された庭園。中央には杭州の西湖を模して作られた巨大な人工湖である「昆明湖」が掘られ、その他多額の公費が投入され建造された。しかし乾隆帝の死後、清朝は内憂外患の未曾有の危機的状態になり、清漪園は次第に荒廃していった。1800 年代後半、清朝の実権を西太后が握ると、自らの避暑地及び老後の生活場所として再建し、その折に「頤和園」と改称された。その頃清朝は、日清戦争前夜で明治維新を迎え近代化に成功した日本と今まさに戦火を交えようとしていた。本来であれば、清朝の正規海軍の増強費に充てるはずだった予算を、9割方横流ししてこの巨大な庭園は改装されたが、李鴻章の孤軍奮闘による敗北と言う代償はあまりにも大きすぎた。
晴れた日の夕方に行くと、昆明湖に映る夕日を楽しむことができる。
- 施設の満足度
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5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2010/05/12
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