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セント パトリック大聖堂 施設情報・クチコミに戻る

ショッピング・アヴェニューに聳え立つ美しいゴシック建築

  • 4.0
  • 旅行時期:2006/12(約19年前)
Yunioshiさん

by Yunioshiさん(男性)

ニューヨーク クチコミ:115件

 全米でカトリックの教会としては最大の大きさを誇るセント・パトリック大聖堂は、ManhattandnのMidtown5th Ave.(bet50th St.and 51th St.)に位置し、ロックフェラー・センターと向かい合うように立っている。
 この土地はもともと教区の孤児院が1810年3月6日に拡張用の土地として$11,000で買い取ったものであったが、ローマ教皇ピウス9世によって1850年7月19日にニューヨーク司教区が大司教区に挙げられたことを記念し、旧来のセント・パトリック聖堂(Nolita Mott St.にあった)に変わるものとして、10月6日この土地に、新聖堂を建設することを大司教ジョン・ジョセフ・ヒューズが発表した。

 礎石は1858年8月15日に孤児院の南に据えられた。設計はジェームズ・レンウィック・ジュニアがおこないゴシックスタイルをとり建設が始められたが、南北戦争中には一時建設が中断し1865年に建設再開、1878年に完成し翌年5月25日に完成式典がおこなわれた。
 1882年には司教の住む住居が設けられ、同時に付属学校が開講している。1888年には西棟が1901年には東棟が造られ二本の尖塔が加わり、チャールズ・T・マシューズの設計になるレディ・チャペルが追加された。1927年から1931年にかけて大オルガンの設置にあわせて改修され、拡張された。

 5th Ave.に面した扉に施されたブロンズ彫刻、聖母マリアの花である薔薇を模したステンド・グラス、「ローズ・ウィンドウ」その下には7000本のパイプからなるパイプ・オルガン、L.C.ティファニーのデザインによる主祭壇「レディ・チャペル」を見ることが出来る。

 2400の席は決して大きくないが、New Yorkの220万人いるカトリック信者は何度と無く訪れている。観光客も含め年間300万人の訪問者を受け入れている。当たり前の事なのだろうが、主祭壇裏の地下聖堂には歴代の枢機卿の棺と初のアフリカ・アメリカンの聖人となった、ピェール・トゥーサンの亡骸が安置されている。

 神聖な気持ちになりたくなり入ってみると以外に「がやがや」と騒々しい。罰当たりな観光客が絶えなくがっかりする。静かに物思いにふけるには時間を選びそうだ。

http://www.saintpatrickscathedral.org/homepage/home.html

施設の満足度

4.0

観光の所要時間:
1-2時間

クチコミ投稿日:2008/10/08

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