快適なホテルです

このホテルを選んだ理由は、ズバリ、プールの広さとホテルのプライベートビーチへの近さです（google earthを駆使してまで研究）。
ビーチはパウダーサンドで、とてもきれいに整備されてました。
プールは広く、子供向けの浅い砂浜のあるプールも２ヶ所ありました。プールサイドのベンチのほとんどがパラソル等の下にあったので、焦って日陰の場所取りをする必要もありませんでした。

チェックインはとてもスムーズ。
とても開放的で、中庭の向こうに海も臨める吹き抜けのロビー。
そこでサービスで出されたお茶を飲んでいる間、子供はホテルからお砂場セットをプレゼントされました。

部屋はフロントやレストランのある棟から３棟離れたところだったので、少し距離はありました。
３階のレイクビューに宿泊したので海は見えませんが、よく手入れされた中庭とプールの眺めも結構良かったです。
ベッドはハリウッドツインというのでしょうか、セミダブルベッドを二つぴったりとくっつけてある状態でした。大人２人に子供２人が添寝しても何の問題も無い大きさでした。
ベッドエリアから３段ほどの階段を降り、小さなリビングエリア、そして窓を開けバルコニーへ出る（バルコニーにはスタンドタイプのタオルかけ有り）のですが、この３段ほどの階段がちょっと曲者。床全体が黒いツヤ消しタイル風なのに加え、よくある間接照明の微妙な明るさのため、うっかり段差を見過ごしやすく、チェックインして１時間もしないうちに我が子２人が転げ落ちてました（親の不注意も勿論ありますが・・・）。大人の私達でもたまに足を滑らせそうになりました。
バスルームは部屋から独立しておらず、カーテンで仕切るだけで部屋と一続きになってます。バスタブは丸く大きくていいのですが、お湯が溜まるのに結構時間がかかります。そのすぐ横にはシャワーブースがありますが、ここも完全に遮断されてる造りではないので、使用中に水が外へ飛び散る状態でした。
トイレのドアはすりガラスで、おまけに鍵も無い。
これらの点を考えると、部屋全体としては開放感がありますが、友達同士とかだとちょっと恥ずかしいだろうなあ、と思いました。


ホテル内のレストランはどこも雰囲気が良く、味も良かったです。
特に海南鶏飯は、鶏肉がとってもやわらかくてジューシーで、本場シンガポールより美味しく思えました。

スタッフの方々は皆フレンドリーで、滞在中に不快な思いをすることは一切ありませんでした。
特に配車係の方々においては、暑い中でもてきぱき仕事をこなし、いつでも元気に挨拶してくれました。子供向けの観光地なども紹介してくれて、ガイドブックも無しに行った私達はとても助かりました。

ホテルの部屋には少し問題はありますが、でもオープンしてまだ２年のホテルなので、とてもきれいで清潔感があります。施設とホスピタリティに関してもとても良く、今回滞在した時期がオフシーズンだったというのもあるかもしれませんが、個人的には上海市内の高級ホテルの平均的サービスより上ではないかと思います。




ちなみに、ホテルのある亜龍湾地域は、繁華街から結構離れています（車で30分位）。
ヒルトンの近くにあるクラウンプラザには、飲食店や小さなスーパーもあるショッピングモールがあります。
ただ私達が訪れた時は、中国でよく見られる「全部テナントが埋まらない、工事も完成しないうちにプレオープン」状態で、しかも店の品揃えも中途半端（いきなり寝具やらランジェリー、何故かミリタリーファッションにバカ高い民芸品や家具など、まったく取り留めもない）なので、スーパーで水やお菓子を少し買うぐらいしか利用しませんでした。
タクシーの運ちゃんが言うには「高いだけ！」でしたが、まさにその通りでした。
施設全てが完成すれば、もう少しは良くなるのかもしれません。
なので、亜龍地区のホテルはショッピング派の方には向いてないかもしれません（まあ中国自体、買い物目的の旅行に向いているとは思いませんが・・・）。
不便さもリゾートの内、と思えるのならば、とてもいい場所だと思います。