シェラトンミラージュ・ポートダグラス（オーストラリア）　１９９５年８月

　家族４人全員初めての海外旅行でゴーカに高級ホテルのヴィラに４日間滞在した。その時は「雰囲気・サービス・食事・設備等、リゾートホテルとしては申し分ないホテルである」と私は思った。海外のホテルといえばこのホテルに泊まる前に、シドニーのxxxホテルにしか泊まったことがないので無理はないか。しかし、細かい点で、例えばケアンズからの足の便がよくないとかレストランとかプールに行くのに遠いとか、軒先の蜘蛛の巣を掃除していないなど多少の不満はないこともない。とは言え南国の海を十分堪能できる最高の環境にある良いホテルといえる。なんとなればヴィラは手入れの良く行き届いた緑の美しい芝生のゴルフ場のまっただ中にあり、椰子の木のまばらに茂る海岸は目の前だし、通りの向かい側にはマングローブの林があり、近くにはヨットハーバーもある。さらにさらにカラフルなオーム（又はインコ）が飛んでいるし、珊瑚礁で熱帯魚と戯れることもできるし等々である。ただ最初に戸惑ったのは、チェックインを済ませポーターが荷物を部屋に運んでくれた後、なかなか部屋を出て行かない。もじもじしていてそのうちカードキーを忘れたので取りに行くといって外に出て行ってしまった。家内にはきっとﾁｯﾌﾟをほしがっているのだといわれたが、友人からはオーストラリアは、ノーチップの国だと言われ、チップの習慣は付けるべきでないと教育されていたので、ポーターがもどってきてキーを渡されたときもサンキューと言ってとうとうチップは渡さずじまいであった。今にして思えばまことに気の毒であり、次回は利子を付けて倍にして渡そうと考えている。そんなこともあり機会があれば何度でも遊びに行きたいところであった。