書籍『死ぬまでに一度は行きたい世界の1000ヵ所 ヨーロッパ編』で見つけて気になっていた宿 キンロッホ・ロッジ(Kinloch Lodge)への訪問が、スカイ島を訪れた最大の理由である。建物は1680年に建てられ、この近辺を統治していたマクドナルド家の末裔の方が経営する。そして、スコットランド料理界の大御所の同婦人が土地の食材を用いて腕をふるってくれると言う。有名らしいがスカイ島自体がいささか遠方なのでシーズンオフの時期は比較的簡単に予約ができた。
宿付近に到着するとキンロッホ・ロッジの名が記された寂しげな門柱が現れる。本当にここでいいのかな、と細い一本道をしばらく行くと、うっそうとした林に入る。道を間違えたかな……と思った頃、突如、目の前がひらけて、瀟洒な建物が眼前に現れた。その向こうには見事な湖が見える。
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