3月に2泊しました。3年ほど前にできた、新しいホテルで、施設全体が明るく綺麗です。
朝10時すぎの到着。本来のチェックインである14時までには時間がありましたが、予約していた一番安い「スリープルーム」は12時くらいには用意できるとのこと。プールなどは使えるそうなので、そこでのんびりしようかな~と考えてたら、1泊千円少しでアップグレードすれば、30分で用意できるとのこと。それくらいならとアップグレードして「ドリームルーム」に。でも、さらに部屋を探してくれたようで、15分ほどで用意できるとのこと。スタッフの一生懸命さが嬉しい。
二つの部屋の違いは景色だけですが、これくらいの値段ならアップグレードして正解でした。海に正対して明るい部屋はやっぱり気持ち良いものです(「スリープルーム」は、北側の林?に面した部屋になるっぽい)。
部屋は25㎡と確かに狭くてバスタブもないのですが、天井が高く明るい色使いのため、意外なほど狭さは感じませんでした。スーツケースを広げるスペースはあるし、椅子もある。小さなバルコニーには水着を干すスペースもあります。部屋には金庫やクローゼットなど、大事な施設もありますし、シャワーブースも二人で入れるくらいの広さがあります。窓を開けて寝たければできるよう、網戸があるのも、アジアでは珍しい。エアコンが苦手な人も良いのでは。ほとんどプールや海にいたので、部屋にいる時間はほぼ寝るときくらいでしたが、じゅうぶん快適。
そして、何と言っても素晴らしいのがプール。クリーンだし、形が曲線を描いていて広さも十分。ベッドも数多くあって、取り合いになることもありません。子供用の浅いエリアもあります。
そこから直接つながる海も、砂がとても細かくて綺麗。物売りも一応いるにはいますが、バリ島などに比べると少ないし、しつこくもありません(むしろ、一部の食べ物ではお客さんがひっきりなしに買うため、焼くのが追いついてないから、売りに来る暇すらない(笑))適度な物売りは、ビーチで食べ物なども買えて便利なもんですね。あいにく、僕が泊まっていた日は風が強く、波が荒かったのですが。
レストランは『Stacked』と『Eat』の2軒とプールバー。といっても『Eat』もプールに面していますが。こちらは朝食会場でもあります。テラス席で食べる朝食はとても気持ち良いですし、料理の種類もなかなか。オムレツを作ってくれるコーナーもあり、味も美味しい。正直、高級ホテルとまったく遜色ありません。2日ではまったく飽きることなく、サラダとハム、スモークサーモンを組み合わせて自分でサンドイッチ作ったりも楽しめました。特に、2日目に出てきたマッサマンカレーはおすすめです。ランチには石窯で焼いたピッツァも食べられます(味は普通)。
もう一軒のレストラン『Stacked』は、特にオススメです。ハンバーガーとパスタを食べましたが、素晴らしい。特にハンバーガーは、バンズもパティも、日本の専門店(チェーン店じゃない)よりも美味しい。宿泊者割引もあるので是非、一度は食べてみてください。
ロケーションはチャウエンビーチの中心エリアでありながら、少しだけ外れていて、ショッピングモールのセントラルフェスティバルまで800mほど。途中にはいろいろなお店があって楽しいので、歩いていればスグです。コンビニはホテルのエントランス前に2軒あり、薬局や両替所もあります(ただし両替は11時くらいから)。このホテルには歯ブラシがなかったりしますが、ないものは自分で買いましょう。その分この綺麗さや施設の充実で、このリーズナブルな値段が実現できているのだと思います。
もう一つ、良かったのが人。ゲストは欧米人が多いです。サムイ全体がそうではあるのですが、ココはタイらしいインテリアでもないし、ものすごくフォトジェニックなスポットがある訳でもない。だからこそ、写真だけ取りに来るアジア人みたいなのは少なめですし、特にプールやビーチは寛ぐ白人で満たされていますから、とてもゆっくりできました。
最後に、スタッフも素晴らしかった。チェックインの時から笑顔にあふれていましたし、とにかく一生懸命。朝食後、飲んでいたコーヒーを持ってベッドに移動していたら、陶器やガラスのカップは割れたら危険だからダメらしく、こっちに替えますね、と持ってきてもらったのですが、きっちりと説明もして交換してくれました。これがどこかの国なら、「このコップはダメ!」とだけ言い放って没収、だったと思います。ここのスタッフはきっちりと論理的に説明もしてくれますし、笑顔でした。また、チェックアウト時に、自分で手配していたミニバスが来る時間を僕が間違えていたのですが、スタッフに電話してもらって事なきを得ました。本当にありがとう。
サムイにまた行きたいと思えたのは、このホテルに依るところが大きいです。また来年もココにします。