マニラ湾埋立地カジノ特区で開発が進められている複合施設「 City of Dreams Manila(シティー・オブ・ドリームス・マニラ)」内に昨年末オープンしたばかり。日本人シェフ松下信幸氏とハリウッド俳優ロバート・デ・ニーロが出資する高級ホテルです。TVCMもデ・ニーロとディカプリオが出演する豪華なものです。
シティーオブドリームスマニラにはハイアット・ノブ・クラウンの3つのホテルが入っていますが、ノブはこの中では中間グレードという感じです。特徴としては随所に「和」「アジアン」のテイストがちりばめられています。昨年暮れにオープンしただけあって金ピカの外観はゴージャスで、当然建物内やプール等の施設はとても洗練されていて快適です。
ハード面での難点は、1棟の建物にエレベーターが2基しかなく、これがとても遅い!韓国ヒュンダイ製(?)エレベーターの内部には「階数表示」が出ないので、今何階を通過しているのかわからないし、満杯で見送ったりとても不便な思いをしました。
また、通常グレード(デラックス・プレミア)の室内ではバスタブが無くシャワーブースのみですが、特に広いわけでもなく、お湯の温度調整、水量共に満足のいくものでは無かったです。それにしても一泊7,000~8,000ペソを超える料金で、「和」テイストなのにバスタブが無いというのは如何なものかと思います(エグゼグティブグレードからバスタブ付き)。
部屋の清掃も依頼してから数時間放置で、夕方になってやっと作業という状況です。この辺りはもう少しオペレーションが慣れてくると落ち着くのかもしれませんが。
一番がっかり(ハードルを上げていきましたので…)だったのが朝食です。ビュッフェとは言え、世界に誇る「NOBUレストラン」での食事をとても楽しみにしていましたが、品数がとても少なく、味も特筆すべきところ無く、しかも3日間毎日同じメニューでした。朝食ビュッフェだからだとは思いますが、滞在中「一度ぐらい贅沢してディナーを」という気持ちが失せてしまいました。朝食はダイヤモンドホテルやニューワールドマニラベイ等の方がずっと良いです。
カジノはマカオ並みのゴージャスさで、ライブ等も質が高く、それでいてディーラーやスタッフはフレンドリーなので充分楽しめるエンターテイメントとなっています。