ニューヨークは東京やロンドンと比べても、とにかくホテル代が高いです。
そこは世界一の都市であり、マンハッタンは島で土地も限られているため、仕方がないのかもしれませんが。
なるべく安く泊まろうと思い、決めたのがここでした。
週末の素泊まりシングルで1泊1万3千円ほど。
まずアクセスはとても良いです。
最寄りの125St駅はマンハッタンの北部に位置しますが、地下鉄「A,B,C,D」「2,3」と、急行を含む多くの路線が通っており、どの主要観光スポットにも容易に行けます。
(ただし、同じ125Stという駅名でも、路線「A,B,C,D」と「2,3」は3ブロック離れた別の駅なので要注意)
ハーレム地区といえば、どうしても危険なイメージがあり、自分も行くまで治安が心配でした。
しかし、ヤンキースのナイターなどで連日深夜に帰宅しましたが、特段危険を感じることはありませんでした。
ハーレム地区の中で最も人通りが多く治安が良いのが、観光名所アポロシアターのある125Stですが、そこから2つ通りを挟んだ123StにこのB&Bはあるので、同地区の中でも比較的安全な場所だと思います。
特に近年は、他のNYの地区と同様に、治安改善が進んでいるようです。
日本テレビ系列の「ウーマン・オン・ザ・プラネット」という番組でも、このハーレム地区に住む日本人女性を取り上げていました。
また、元々は黒人街として有名な場所ですが、マンハッタンの地価高騰により白人も多数この地に流れてきているらしく、実際にこのB&Bの管理人も白人の方でした。
立地は駅からは徒歩5~10分ですが、周りは似たような住居ばかりなので、やや分かりにくいかもしれません。
「Harlem Flophouse」という看板は、玄関の所に小さく出ているのみです。
Google Mapや地球の歩き方の地図に載っているので、場所を確認すると良いと思います。
部屋は古めかしい感じです。
新しさやきれいさはありません。
共同となる浴室やトイレも同様です。
部屋とベッドはかなり広いですが、テレビやアメニティ、Wi-Fi環境はありません。ラジオはあります。
標題にも書いたとおり、良くも悪くも“友人の家に泊めてもらう”という感覚で臨むことが肝要です。
すなわち、多くのことを求めてはいけません。
ホテルのような「上げ膳据え膳」の世界を求める方は、やめておいた方が良いでしょう。