アイワルックは、チャナッカレやトロイから、ベルガマやイズミールやエフェスへの途中に位置するので、こうした所を回るツアーの方が多く泊まるようだ。もともとこの街が目的ではなく、夜に到着し、大きなホテルに1泊して早朝に出てしまうのだろう。
しかし、アイワルック自体、トルコ人に人気のエーゲ海リゾートだ。数泊してのんびり過ごす場所として、私もこの一帯を勧める。そして、大人のリゾートが目的の場合、大型ホテルではない、こぢんまりしたホテルの方が過ごしやすい。
アイタシュ・ホテルは、庭を囲んで40室ほどの平屋の客室が「コ」の字状に並ぶ。その部屋は、豪華とはいえないが十分に清潔。庭はそのままエーゲ海につながっており、ほぼプライベート・ビーチの感覚だ。庭には籐編みのソファーなどが配置されており、ぼんやり過ごすのに快適。また、大きな壺を列状に並べた一角もあり、夜間の照明が美しい。そして、なんといっても朝食がすばらしい。ありきたりのバイキング形式にとどまらないさまざま料理が並び、どれもがおいしい。ヘルシー、かつゴージャス! この朝食が話題で、数年前にトルコ国内のテレビで紹介され、さらに人気が出たらしい。週末には、特に料理に力が入れられるようだ。
宿泊するなら、当然、泳げる期間に、週末を含めて数泊を。予約は早めに入れた方がよい。
場所は、ツアーの方が利用するグランドホテル・テミゼルのとなり。この地区は、アイワルックというより、サルムサクルという方が正確で、バスの場合、アイワルックのオトガルではなく、サルムサクルの小さなオトガルで降りる。夏にはイスタンブールから直行のバスもあり、オトガルから東へ1?ほど。