先にホテルの営業妨害をする意図はないことを誓います。私の記憶の範囲内で、以下の文章に一切の虚偽はありません。
まず、部屋に備え付けのメモを見てびっくりします。いわく、部屋での飲食禁止と。ホテルとしてあり得ないと、私は思います。フランス語と英語で書いてあり、一次一句覚えているわけではありませんが、「ハウスキーピングの女性に敬意を払うため、客室での飲食は厳しく禁じる。そのため、部屋に持ち込まれた飲食物は破壊されなければならない。食物はフロントの冷蔵庫で預かる」との内容だったと記憶しています。突っ込みどころ満載ですが、まず最初の一文にびっくりします。ハウスキーピングは女性の仕事なのでしょうか?人の所有物を廃棄できるのか?
客室での飲食を禁じるのはホテルの自由だと思うのです。ただし、それはホテルの予約前に客に通知するべきでしょう。特段のアナウンスもなく、急に禁じられても困ります。そのくせ、部屋には電気ケトルとインスタントコーヒー、紅茶のティーバッグが用意されています。罠か?妻に「コーヒーは俺たちが持ち込んだものでないから、置くのは可。お湯を沸かしてコーヒーを作ることも禁じられていない。それをドアを開け、廊下で飲めばいいのだろう」と言ったら、苦笑されました。ま、バゲットを持ち込んでいる人も見たので、たぶん誰も守ってないと思います。それに、幼児の粉ミルクを溶かして飲ませることも禁止なのか?非人道的です。
フロントと別の建物だったので、1週間以上滞在していてもフロントの人と会う機会はほとんどありません。それでも、用事が会ってフロントの男性と会うと、フロント横のレストランで食事するよう必ず営業をかけてきます。うっとうしいです。思うに食事代込みの宿泊費を設定すれば、誰も文句を言わないと思うのです。
もう1つ大きな問題があります。このホテルでは、カードキーではなく大きな古臭いキーを1つだけ渡されるのですが。私はビジネスで宿泊していたので、平日は勤務地に向かいます。その間、部屋の掃除があることもあり、妻は昼頃出かけていたそうです。で、私が帰るときは、建物の中にすら入れず、部屋と連絡する手段もないのです。これは本当に困りました。同一の部屋に宿泊する家族、グループが別行動をとると、このホテルでは破たんします。