1770年創業、ハプスブルク帝国の時代から営業を続けているハンガリー最古のホテルです。ハンガリーを代表する貴族エスターハージー家の依頼によりバロック様式で建てられたホテルで、ウィーンからブダペストに馬車で移動する時代は、中間に位置するこのホテルが休憩所として利用されました。現在も幹線道路沿いにあり、お隣にスーパーSPARもありました。ハンガリーの湖水地方と呼ばれるタタの観光にも便利な立地です。
ハーフボードで予約していましたが、朝食だけでなく夕食もセルフサービスのビュッフェ方式でアラカルトメニューはなく、シシィも賞賛したというbutcher soupを試すこともできず残念でした。夕食ビュッフェにはドリンクは一切含まれず、水もお湯もすべて有料と言われたので、食後のお茶は部屋に備え付けの電気ポットを利用しました。食材にはこだわっていて、朝食のパンもこちらのホテルが一番おいしかったです。ベーコンを巻いたソーセージ、切れ目を入れてくるくるカールさせたソーセージなど、まるで日本のたこさんウィンナーのように一工夫されていました。朝の定番野菜きゅうりも、薄切りで塩もみでもしたのかしんなりしていて、きゅうりの酢の物のようで、日本人のような調理魂を持ったシェフなのだろうかと、ふと思ってしまったほどです。夕食ビュッフェには、典型的なハンガリー料理は見当たりませんでしたが、生野菜コーナーで黄緑のスライスピーマンを取ってきたら、これこそがハンガリーらしさを代表するであろう非常に辛いパプリカで、慌ててブロッコリーのクリームスープでお口直しをしなければなりませんでした。ハンガリーで、黄緑色で小さくカットされたパプリカを見かけたら、要注意です。