7泊滞在。
アガサ・クリスティの世界を堪能するデヴォンへの旅の基地となったB&Bです。
起伏の多い町の、やや高台に位置しているため
駅からも海までもずいぶん距離のある感じがしましたが、
実はそれぞれ徒歩10分強で、どこに行くにも案外都合の良い立地でした。
一番近い観光スポットはトア・アビー、歩いて5分とかかりません。
コッキントン村にも楽勝で歩いていくことができます。
部屋は全部で5部屋くらいあるのでしょうか、そのうちのひとり部屋に宿泊。
決して広くはない部屋に、テレビ、クロゼット、テープル&チェア、ベッドが
所狭しとおさまっていますが、何故かあまり窮屈感はありません。
窓のおかげかな。海は見えないけれど、眺望は良いです。
別途シャワールーム(シャワー&トイレ)があります。
前評判だとシャワーの水圧が悪いとのことでしたが、まったくそんなことはなく、
じゅうぶん熱いお湯がたっぷり勢いよく出ました。
非常に清潔で、掃除も行き届いており、住宅街なので近隣も静か。
毎日コーヒーやお茶、クッキーも補充してくれて、さらには、
ワインを飲んだ形跡を見ると、何も言わずともワイングラスを置いていってくれる、
そんなさりげないサービスが嬉しいです。
このB&Bの一番の売りは朝ごはん。
地階の食堂に下りていくと、まずは果物やシリアル、ヨーグルト、ミルク、ジュースがあり、
さらに、メニューに従って、フル・イングリッシュ・ブレックファストを始め、
こちらの好みに合わせて、いろんな朝ごはんをオーダー出来ます。
毎朝少しずつ卵の調理法を変えたりするのが、楽しみのひとつでした。
トーキーはいわば老後の保養所(白人系イギリス人の老夫婦が多い)のような場所で、
私のようなビミョ~な年齢の(しかもアジア人の)女ひとり旅は、彼らの目には奇妙に映るのか、
どこに行っても、若干の居心地の悪さがあるのは否めませんでしたが、
静かで清潔でプライバシーのある部屋に戻ると、疲れた神経も癒されました。
これで一泊6000円しないのですから、ありがたい。
こちらを切り盛りしているポーリーンさんは、静かで控えめながら、
お願いするとさりげなく手助けをしてくれる、優しい女将さんでした。
心から感謝です。
最後に、口頭で言われたことではないのですが、
部屋に置かれたファイルに書かれていたガイドラインによると、
フィッシュ&チップスやケバブ、カレーなど
においの強い食べ物を部屋に持ち込むのはNGとのことです。
違反すると罰金が請求されるとのことですので、ご注意ください。