旧市街なのでホテルが最新式ではなかったものの、街のゆったりしたムードを満喫することのできる宿でした。ホテルの前にはちょっとした広場があり、夜はホテル併設のバルがパラソル出して席をつくっているのも味があってなかなかのものです。ただ、元気があれば行きたかったのですが、食べにでる元気なくちょっと後悔。またバルコニーに上向きにライトがついていて何だろうと思ったら、夜のライトアップ用でした。これもじんわりといい雰囲気を醸し出していました。路地なので車もほとんど通らず、騒音もなく、旧い街並に溶け込んだホテルだなぁと。二泊したのですが、掃除のたびに新しいお菓子が枕元のテーブルにサービスされていて、ちょっと感動。枕も心地よい柔らかさで、空調もきちんと作動していて(最初は空調のついていない部屋なのではないかとちょっと心配だったのです)全体的に満足の宿でした。
朝食はコンチネンタル形式を選択。スクランブルエッグがプレーンで好み。フルーツが豊富に出て、朝からいろいろ食べてしまいました。
惜しむらくはバスルームの設備でしょうか。ただスペインのホテルでバスルームになんらかの不満を感じなかったことはないので、それもスペインならでは、と思えばあまり気にはならない程度でした。詳しく書くと、シャワーブースでシャワーを浴びていると、扉の下から外に水が出てしまい、洗面台の足元あたりに水が溜まってしまうことですが、これはシャワーの浴び方を工夫して最小限に被害を抑えることで回避することに。扉の下が5ミリほど隙間があるせいなのですが、これはデザインのせいなのでどうにもならない部分でしょうね。