Hostalとありますが、公式的には三つ星ホテル。
内実的にはアポートメントの一角を利用したB&Bといった感じです。
その魅力は、まずコストパフォーマンス。
1泊シングル6~7千円で泊まることができます。
部屋は小さめで、シャンプーや石鹸程度のアメニティしかありませんが、安宿ながら内装はきれいに改装されています。
次に、立地の素晴らしさ。
地下鉄Callao駅から徒歩3分。
1本通りを入り、開けた広場に面した場所にあります。
目の前が警察署なので、治安の点からも安心です。
セントロ(中心街)のど真ん中にあり、グランビア通りに位置するCallao駅は、マドリードのどこの観光地に行くにもアクセスの非常に良い場所です。
Wi-Fi完備は今や当たり前ですが、他にも共用パソコンが置いてあり、無料でインターネットができます。
しかも驚くべきことに、日本語対応したパソコンです(国営パラドールのパソコンですら対応していなかった)。
これは嬉しい。
自販機でスナックや飲み物も販売しており、低価格。
そして最大の良さは、そのホスピタリティ。
スタッフは皆、最高のメンバーです。
笑顔に溢れ、懇切丁寧に迎えてくれます。
僕がマドリードは初めてだと分かると、市内のマップをくれ、主要な観光場所やおススメの飲食店を親切に教えてくれました。
話す英語も明快で聞き取りやすく、またもらったマップにはストリート名が事細かに記載されており、「地球の歩き方」などよりも詳細で非常に役に立ちました。
世界的観光都市マドリードの人達の観光客への温かさを随所に感じたシーンの1つでした。
ホテル(アパートメント)の入口には、鍵がかかっており、呼び鈴を鳴らして入ります。日本にはなかなかないエレベーターで3階に上がると、再び鍵の付いた扉があり、ノックをします。
初めて訪れる際はやや戸惑うかもしれませんが、チェックインすれば、それらに自分の部屋の鍵を合わせた3つの鍵を渡されますので、あとは簡単です。
気分はもはや自分の家。
スタッフはとてもフレンドリーで、仲良くおしゃべりしたり、色んなことを相談し聞いたりすることができるので、マドリードに「我が家」ができた感覚を持つことができました。
一人旅には間違いなくおススメのマドリードのホテルです。
そのおもてなしの心には、感謝しきれません。