マインツの繁華街側でなく、駅裏にあります。駅からも少々離れています。
2名1室でそれぞれにスーツケースがあるので広めの部屋が良く、アパートメントタイプという部屋を予約しました。ホームページにこのカテゴリーの部屋の説明は"Spend the night in one of our apartments with a beautiful view over Mainz.”とありましたが、私達の部屋は建物の裏の立体駐車場に面していて、beautiful view over Mainz どころか、駐車場からこちらの部屋が丸見え、という状態でした。そしてキッチン付きと書いていましたが、ただ単に湯沸しポットと電子レンジが棚の上に置いてあるだけで、お皿もバスルームで洗うしかなくキッチン付とは言えない部屋でした。とにかく「看板に偽りあり」です。
そして何より驚いたことは、私達が部屋にいるにもかかわらず、ホテルスタッフがマスターキーを使ってドアを開け、部屋に入ってきたことです。アパートメントタイプはリビングルームとバスルームの二部屋で構成されています。ドアはリビングルーム側にあり、私たちはリビングルーム側にいました。かすかにノックが聞こえたので、ドアに向かっていたら、いきなりドアを開けられ「ミニバーを確認させてくれ」といって、こちらの承諾もとらずに部屋に入ってきました。
随分昔ならチェックアウトの前に係員が部屋に来てミニバーの利用を確認していくこともありましたが、インターシテーホテルのようなツーリストクラスのホテルでは、今やミニバーはすべて無料という所も珍しくなく、ミニバーチェックは時代遅れに感じました。
まして、宿泊客が在室中にもかかわらず、たった一回のノックをしただけで、マスターキーで開錠し、中に人が居るのに同意も求めず入室してくるなんて、このホテルはゲストのプライバシーをどのように考えているのか、大きな疑問でした。こんなことをされたのは、30ヶ国以上を旅して、初めての事でした。これでは安心して泊まれません。
ちなみに、そうまでして確認したミニバーですが、フロントには伝わってなかったようで、チェックアウトの際に「ミニバーのご利用は?」と訊かれました。あの係員は一体何の目的で部屋に入って来たのか、今もって疑問です。