私にとっては、インド最後の夜と成ったホテル
本当は、入院したかった(と言うか入院と言われたが、Fortis Escorts Hospitalでは、緊急患者が多く、私の為に用意された入院ベットも無くなってしまった)が、最後のホテルと成った・・・
アグラからジャイプールまでの道のりは、嘔吐と下痢を繰り返す身体には、かなり長かった1300CCでの4人乗りの車旅・・・
最後は、熱射病に成り、友人の観光中はクーラーを止めた車内に運転手さんと置き去りにされて居るので・・・とスモークガラスではなく、直射日光が走行中にガンガン入る為、ホテル到着時はトイレに駆け込むが、なんとロビー設置のトイレは、ポットン式・・・今時ポットンと穴だけ・・・のホテルはあるのでしょうか?
水浸しのトイレの中は、バケツに杓子と水は入っているが、トイレットペーパーなんて無い。まさか、ホテルだしと、友人に手荷物さえ預けて駆け込んだのに、紙が無い・・・
吐くだけ吐いて、取り合えず戻り、この頃は水しか吐けない・・・食べてない訳で、胃液だけ・・・部屋に通してもらった。
クーラーの効かない、カーテンの閉まった蒸し暑い部屋。
カビ臭と埃の混じったどんよりした空気。
残った水を冷蔵庫に入れようとしたら、冷蔵庫は壊れていて、電気が通っていなかった。
TVも付かなかった。待てど暮らせど、友人もガイドさんも来ないので、熱は出てくるし(と言うか車の中で既に発熱、その頃には、悪寒がして来る始末。)お腹が痛いと言うより、意識がもうろうとする・・・
だから、TVでもと思ったが、付かないので、フロントに電話して、ガイドさんを呼んでもらおうとしたら、食事に出たと言われた。
TVと冷蔵庫と、クーラーの件を話した。その後次々にホテルマンが来た。
そう言えば、タオルも1組分しか(それもバスタオルではなく、ハンドタオルとウオッシュタオルのみ)ないし、トイレットペーパーも足り無い・・・最悪だと思った!
ホテルマンは、次から次にやって来ては、バタバタと出て行った。
冷蔵庫は、他の部屋のものと取り替えられた。(私は寝たまま)
寒気がするので、クーラーは当時は気に成らなかった。
しかし、さすがに日本に電話したかったが、私の携帯電話は、空港でしか通じ無かった。
ホテルフロントに国際電話を頼んだが、掛けられないと言い張る。???
後でガイドさんに聞いたら、電話局に行かないと国際電話は掛けられないホテルらしい。
それは、発病したアグラ・グランドホテルでも同じだった。
しかし、何度も日本に電話を!と話したが、電話局と言われ続けたが、結局はガイドさんの携帯電話は、国際電話にも成る携帯電話だったのだ!!!(怒)
眠いのではなく、目の前が暗くなり、意識が遠のくので、これはマズイ・・・私このまま死ぬかも・・・と思い、「バイシャリ・トラベル、デリー本社」に電話してもらった。
これは国内だから、通じました。
日本語を話せる人に代わってもらい、この時点で英語なんて頭の中回りません!
事情を話し、きちんとした病院に行きたいと話した。正直、死にそうだから、救急車でも良いからと言った。
20分ほどして、友人とガイドさんが戻って来た。
それから、ガイドさんの電話で国際電話が掛けられた・・・
日本で加入した保険会社に連絡を取り、英語の通じる医師の居る、大きな病院と言って紹介してもらった。そこが、前述した病院です。
ホテルより大きいし、綺麗でした。清潔でした。
病院で10本の点滴を終えて、ベットが無いので、ホテルに戻るしかなかったのが夜9時過ぎ。
友人はシャワーを浴びて、クーラーの効かない部屋で、待っていてくれましたが、寒気のなくなった私には、暑い!!病院内、クーラー温度ちょうど良かったですから。
解熱されたけど、当然身体はだるい。吐き気も一応は止まったようだし、吐く物もないし、食べて居ないので、当然です。
夜10時、寝て居ても汗が止まらなくなり、クーラーと言って、部屋を変える事に成った。私はシャワーはこの日浴びていない。点滴した腕に、凄い包帯だったから・・・
だから、温水か水か、シャワー温度は不明。
朝御飯もこのホテルで食べていない。友人は美味しかったと言っていたが。
しかしまぁ、誰か泊まってる人が居るのか?と思うようなホテルでした。