ロココ調の内装は若干きらびやか過ぎる感はあったものの、女性好みに華やかに装飾され、また少し手狭ではあったものの、全体的に部屋は快適で、ホテル全体的にも華やかな
雰囲気。スタッフも皆親切で、朝食もボリュームたっぷりで美味しく、宿泊日の夜、つまらないディナークルーズなど行かずに、ここで夕食をとれば良かったと思うほど。
余談ですが、ヴァルタヴァ川のディナークルーズは最悪です。食事は家の猫の食事の方がましでは?と思うほどまずく、種類も少なく、音楽付というので、スメタナやドヴォルザークなど聞けるかと楽しみにしていたが、あまり聞いたこともないジャズのナンバーがクルーズ前半ほんのわずかに、ポロンポロンと流れていた程度、美しい夜景が見られるのは上船後と下船前のそれぞれわずか30分弱、後の2時間以上を暗くてほとんど何も見えない草原地帯と、もっとひどい石の壁に囲まれたドックのような所にトータル1時間弱は停泊を繰り返し、料金泥棒と言いたいほどひどかった。クルーズがどうしてもしたければ、食事なしの短いものにした方が無難だろうと思った。
このつまらないクルーズの後、雰囲気の良いホテルに行って正直その夜は救われた思いだった。帰国前の最後の滞在を楽しめると思い、ほっとしたが、翌朝は一転した。
良かったのは朝食だけで、ホテル名に冠されているぐらいだからきっと素敵なのだろうと思っていたスパはホテルのホームページでは6:30オープン、フロントの案内は7:00、ホームページ記載の時間を当てにして予定を立てていたので、正直慌しかったが、出発前にスパでリラックスして気持ちよく帰国したいと、無理をして行ったのに、スパには誰もいない。一応中には入れたので、サウナは使えたが、他には何もなく明らかに準備が整っていない様子。
諦めて、サウナとシャワーだけして、出る頃になって、ようやくスタッフらしき女性が。
聞くとオープンは7:30だと言う。
その後、美味しい朝食に気を取り直して、チェックアウトへ。先払いの特別料金だった
ので、当然クレジット引き落としされていると思っていたが、引き落としを拒否されたと
フロント。
旅行中もずっと問題なく使えているカードなのに信じられない、と答えると、帰国して
引き落としが出来ていない確認がとれれば支払う、という誓約書を書けと主張するスタッフ。態度は丁寧だったが、このごたごたで出発が30分も遅延。
昼過ぎの便だったため、空港着前に、専用車で簡単な観光を予定していたのだが、この
遅延のため、せっかくの観光が非常に慌しいものになってしまった。
予約は何ヶ月も前なのだから、支払いに問題があれば、事前に連絡するのが筋。スパのことと言い、非常にいいかげん。
このホテルも含めて、東欧は非常にいいげんな対応が多かった。
ついでに、このホテルの責任ではないが、ホテルの前にアメリカ領事館があるため、車で近付く度に、警察のチェックを受けなければならないのもうっとうしかった。