紫禁城や王府井などの市中心部から北西に位置するホテルオークラ系のホテルです。仕事に都合の良いロケーションで快適に滞在できることがホテル選びで最優先ですが、この街では安心して滞在できるかも重要です。その点でも満足できるホテルです。
ロビー: 中国らしく広く豪華です。フロントには椅子が準備され、チェックイン・チェックアウトなどの手続きを座って済ますことができます。日系のホテルですが、スタッフに日本語を話せそうな方は見かけませんでした。尚、英語は通じます(部屋の掃除係は難しいと思います)。
客室: 私が宿泊したのはビジネスフロアで動物園に面した2608号室。他の方から部屋の内装がくたびれているとの投稿がありましたが、私の部屋の内装はきれいでした。また十分な広さがあります。電気ポット、デジタル式セキュリティボックス、スリッパ、バスローブなど必要なものが揃っています。ディスクは十分な広さと明るさ、そして日本と同じA型コンセントが机脇に準備されています。冷蔵庫には飲み物が揃っており(お値段は高いですが)、持参の500ミリリットルサイズのPETボトルを3本冷やすことができます。アラーム時計は、よくホテルにある電話のアラーム機能やオーディオ兼用のデジタル式ではなく、卓上の目覚まし時計です。
客室の空調: 個別に温度設定できるようになっています。しかし市当局の規制で暖房は11月からで、私の滞在した10月は暖房を入れることができませんした。室温は20~22度あり、寒くてしょうがないという状況ではなかったですが、パジャマ・ガウン姿で寛ぐにはもう2~3度高くしたいところ・・・仕方ないですね。
バスルーム: バスタブとシャワーブースが分かれており、使い易いデザインです。お湯の量と温度とも十分です。何と言っても感動したのは、バスタオルが柔らかで肌触りがとても良かったことです(たまたま新調したタイミングだったのかもしれませんが)。欧米で宿泊するとゴワゴワの垢擦りのようなタオルばかりですので、とっても心地良かったです。私は良くてもヒルトン、シェラトンホテル止まりなので、欧米の良いホテルを知らないだけかもしれません。
ちょっと残念なのは、洗面台用の固形石鹸はあるのですが、バス用の石鹸やボデーソープはなく、バスシャワージェル、シャンプー、ヘアーコンディショナーしか備えていなかったことです。私は通常、ボデーシャンプーやシャンプーを持参して欧米出張するので、支障は感じませんが、気になる方はご注意を!
客室からの眺め: 高層階なら市街地を眺めることができます。但し大気汚染が酷くなければ・・ですが。
ロケーション: 地下鉄4号線の動物園前(Beijing Zoo)と国家図書館駅(National Library)のほぼ中間に位置し、両駅へは徒歩約10分です。また北京首都国際空港からタクシーで30~90分程です。私は往路の日曜日(2013年10月20日)の午後15:10頃空港からホテルへは空港から高速道路を走るとしばらくして渋滞で所要時間は約80分(高速道路代15元+運賃136元の計151元=約2,400円)、復路の土曜日(10月26日)早朝5:00にホテルを出発し空港まで道路は空き空きで約30分(高速道路代10元+運賃106元の計116元=約1,850円)でした。ホテル及び中国の方の情報によれば、空港とホテル間はタクシー利用が良いそうです。地下鉄は混雑する、また階段や構内を歩く距離が長いなど重い荷物を持っての移動には向いていません。
ホテルの周辺: 北京動物園とフランス系のショッピングセンター・カルフール(Caffefour)があります。カルフールはホテルから大通りを歩道橋で渡った至近にあります。カルフールは1階が衣料品や日用品・家電、地下1階が食料品です。エヴィアン1.5リットルは21.8元(約360円)、中国産のPET水は2~3元(30~50円)で買えます。食品コーナーでの購入方法は日本や欧米のショッピングセンターと同じく、カートを使って店内を廻り、最後にレジで精算です。私は衣料品コーナーで中国製ジャンパーコートを買いました。購入方法は店員に購入の意思を告げると(英語・日本語は通じないので身振り手振り)、店員が商品タグを渡してくれ、レジコーナーへ行くように促します。レジコーナーは、売場の隅に小さな立ち机があるだけ(頭上にはお金のマークあり)で、ここで清算します。Master Cardが使用できました。そして売場に戻ると店員が包装した商品を渡してくれます。
尚、レストランは全く使用していないので、情報を提供できません。ご容赦ください。