駅を出て観光地域とは反対の右方向に少し歩きます。駅周辺は石畳でスーツケースを引いて歩くのにかなりの抵抗があり、少し道を選びながら、駅前の本通りに沿って歩くと、本通りから少し入ったところにホテルがあります。その角には飲み屋と言った方が似合うレストランとホテルの名前の書いてある道路標識のようなものがあり、その道路標識を見逃さなければわかりやすいところです。家族経営と書いてあったような気もしますが、小さなホテルでロビーと言える様なものはありません。この時は、おばあさんがフロント係から朝食係までこなしていましたが、裏方は何人かいるようでした。
チェックイン後、部屋に行かず、ロビー(?)の隅に荷物を置いて観光へ行き、帰ってから部屋に行きました。部屋はツインとして使用できる部屋で玄関から想像できない(少しオーバーですが)ような広さでゆったりしていました。ホテルの前の通りは車がそれほど通りませんが、人の話し声は窓を開けると良く聞こうます。下町という感じがします。宿泊した夜は大声を出すような人達もいないので、静かに寝ることは出来ました。
朝食はホテルの値段からすれば十分な品数です。食堂も暖かみのある部屋で美味しく食べられました。チェックアウト時の支払いで、予定より現金が余ってきたので、現金で支払いましたが、おばあさんは「こんな小さいホテルは現金で払ってもらった方がうれいし」と言っていました。親近感の湧くおばあちゃんに見送られ、静かなコブレンツの街外れを気分良く駅まで歩いて行きました。石畳の歓迎は相も変わらずでしたが・・・。ネット接続は時間7.5ユーロとのこと、無論借りませんでした。