8Fクラブフロアに3泊。部屋は狭いが眺めがよく、息苦しさは感じない。外からの騒音もなし。広々としたバスルームにはキャンドルが備え付けられており、観光につかれた後、カップルでバスタブに浸かりのんびりくつろげる。アメニティはブルガリ。(一般フロアは違うものを使用しているようだ)。部屋のあちこちに気配りがなされているのを感じる。
クラブエリアでは終日、軽食やデザートを取ることができる。ネットの予約画面を見る限り朝食なしとなっているが、そこに行けばいつでも食べられるので実質的には朝食あり。また小腹がすいたからといって外で軽食を取る必要がなく、結果的にはコストパフォーマンスに優れているし、時間の節約にもなる。もちろん味も素晴らしい。クッキーやキャラメルを部屋に持ち帰って、ゆっくり食べることもできる。ミネラル・ウォーターも好きなだけ持ち帰れるので、旅行中に別途買う必要がなかった。
クラブエリアのスタッフ、コンシュエルジュはさすがと唸るハイクオリティのサービス。細かいところまで気がつき、料理に対する知識も優れている。ベッドメーキングのサービスも気が利いていて、部屋に戻った瞬間、小さなジョークでホッと笑わさせられた。メイドが安心してこのような機転を発揮できる、いい雰囲気がクラブフロア全体を覆っているのだと思う。(一般的にメイドも含めクラブフロアのスタッフと、通常フロアのスタッフは分かれている。そのためほかのフロアがどのような雰囲気かはわからない)。
一つ問題なのが、ホテル内でクラブエリアに辿り着くまでの道が複雑なこと。わざとなのだろうが、まるでダンジョン。3泊しても結局完全に把握できなかった。まあそれも今となっては楽しい思い出だ。