新婚旅行でヴィラに宿泊しました。
天井が高く、とても広々としていて快適でした。
通常、旅先では多少の不便が伴うものですが、至れり尽くせりの設備にストレスを感じることは全くなく、むしろ自宅以上に快適に過ごすことができました。
アメニティはシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディローション、綿棒、コットン、シャワーキャップなど揃っています。歯ブラシはありません。ボディローションは変な臭いでしたが、それ以外は良い香りでした。
冷蔵庫には無料のミネラルウォーターのほか、ドリンクもいろいろと用意されていますが、結構な値段がします。私たちは空港からホテルへ向かう際、地元スーパーに寄ってもらってビールやジュースを買い込んで行きました。
LAVAZZAのコーヒーメーカーの使い方が最初はよく分からなかったのですが、パカッとふたを開けて、レフィルを入れてポンと閉めるとレフィルが中に落ちるようになっていて、あとはレバーを下げるだけで美味しいコーヒーを入れることができました。
海が好きなので、毎日でもビーチに行ってのんびりするつもりだったのですが、ヴィラが快適すぎて最初の2,3日はビーチまで行きませんでした。
もちろんビーチも素晴らしく、プライベートビーチなので人は少なく、デッキチェアの数も多いので、いっぱいで使えないということはありません。湾になっているので波も穏やかで、遠浅で遊びやすいです。ヨットやカヤックも無料で借りることが可能です。
結局プールに行くことはありませんでしたが、管理と手入れは頻繁にされているようでとても綺麗でした。
滞在型のホテルなので、レストランがわりと混み合うようで、予約をしないといけないのが(行き当たりばったり&思いつきで行動する私たちにとっては)多少面倒でしたが、待たずに済むことを考えると仕方ないですね。
タイ料理のザ・パビリオンとビーチクラブのビュッフェに行きましたが、どちらもオープンエアの席でロマンチックな時間をすごす事ができました。タイ料理は辛さを「ミディアム」でお願いしたら全然辛くありませんでした。一応最初にお願いした味付けでアペタイザーを持ってきてくれて、それを食べて「もっと辛く」などとお願いすることができます。(それでも辛くなかったのですが…)
ビュッフェは毎日違ったテーマになっており、他のレストランでも日によってスペシャルメニューが用意されることがあります。その週のビュッフェテーマ&スペシャルメニューが書かれたものが部屋に置かれていました。
ドレスコードは特になく、女性もさほどドレスアップしている様子はありませんでしたが、気軽に着れるワンピースとちょっと豪華なアクセサリーなんかがあるといいかもしれません。ヒールの靴は向かない場所なので、フラットなサンダルの方がいいと思います。
「大人のリゾート」「子供連れは向かない」とよく書かれていますが、欧米人は家族連れも多かったです。
ビーチサイドのプールは子どもたちで賑わっていましたし、そのそばではお絵かきクラス的なものが開かれていました。英語さえ喋れれば子どもでも楽しめるように思います。
スパは高かったですが、オープンエアの独立したヴィラなので、それだけの雰囲気はあると思います。高いのでマッサージのみにしたのですが、フラワーバスをつけたりすると、よりその環境を満喫できたのかなーと思います。アウトドアシャワーもあるのですが、マッサージだけしてもらってシャワーを浴びておしまい、はもったいないような気がしました。
日の出が7時頃と遅めなので、日の出前に起きてビーチで朝日を眺めるのもお勧めです。私たちはそのときに野ブタのファミリーを見かけました。
敷地内では猿とリスをよく見かけます。ヴィラにはGecko(ヤモリ)もよくいます。『Coluga(マレーヒヨケザル)』と呼ばれるモモンガのような動物も見かけました。
とにかく動物や鳥が多く、歩いていると糞が落ちていることも珍しくありません。食事中にハエが寄ってくることも普通なので、そういうのが苦手な人には向きません。
スタッフは誰も彼もがとても感じよく、質の高さを感じましたが、決して気取った感じはなく、皆フレンドリーです。
決して安くはないホテルですが、庶民の私たちでも居心地よく自然体で過ごすことができました。
とにかく、ゆったりのんびり、ホテルライフを楽しむためのリゾートです。
旅にはお金を掛けない派で、今回は「新婚旅行だから」と贅沢をしたのですが、このホテルにはお金を掛ける価値があると思うし、また行きたいと思いました。