“旅にトラブルはつきもの”とよく言うが、海外旅行時のトラブルは出来るだけ防ぎたい。そこで、旅慣れたフォートラベル会員に、海外旅行時に普段行っている防犯対策を聞いた。寄せられたたくさんの対策の中から、特に多かった意見を以下に紹介したい。
■旅行前の準備・・・万一に備えて、しっかり危機管理
外務省や航空会社の渡航情報を確認し、不安のある旅行先や地域は避けるようにする。
外務省 海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/万一に備えて、海外旅行保険に加入する。
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+αで実践!達人の防犯対策
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・トラブルにあった際、すぐに連絡ができるように、連絡先のメモを持参する。
(連絡先:クレジット会社、保険会社、日本領事館など)
■旅行中のお金の管理・・・万一の時に備えて分散管理
人前でお金や財布を見せないようにする。
クレジットカードをメインに利用することにして現金は最低限にする。
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+αで実践!達人の防犯対策
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・財布を複数用意し、現金は複数個所に分けて持ち歩く。
・クレジットカードと現金は別々に持つようにする。
■貴重品の管理・・・肌身離さず派 vs セーフティーボックス派
大切なものは肌身離さず持つ。
セーフティーボックスに入れて持ち歩かない
高価なものは海外には持っていかない。
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+αで実践!達人の防犯対策
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・クレジットカードやパスポートはコピーする。
(更に:パスポートのコピーは複数枚用意し、複数個所に分けてしまう。)
・貴重品はチェーン等で結びつけ、抜き取られるのを防止。
■旅行中のバッグ・手荷物・・・バックの種類や持ち方に一工夫
チャックで口が締まるタイプのバッグを持つ。
バッグはたすき掛けにして、自分の前に持ち目を離さない。人混みでは特に注意する。
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+αで実践!達人の防犯対策
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・リュックサック等を使用する場合にはカギをつける。
・ブランド物のバッグは避ける。
■街歩き・・・事前の情報収集&目立たないように工夫
トラブルに遭遇する可能性の高い場所を避ける。
(例:裏通り・人混み・治安の悪い場所・夜間の外出など)
治安の良い場所でも気を抜かない。周囲に不審者がいないか気を配る。
子連れ旅行の場合、絶対に子どもから目を離さない。常に手をつなぐ。
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+αで実践!達人の防犯対策
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・目立つ服装やオシャレな服装は控え、地味な服装で行く。
(お金を持っていることを悟られないようにする)
・いかにも旅行者、日本人であるとわかるような態度はとらずに現地に溶け込む。
(例:地図やガイドブックを見すぎない)
・過度な愛想笑いを控え、気安く現地の人についていかない。
(更に:客引きや日本語で話しかけてくる人に注意)
・しっかり自己主張をする(例:なんでもYES と言わないこと)
・同行者同士で忘れ物はないか、紛失しているものはないか声をかけあう。
上記の対策をみると、どれも簡単で、お金もかからず、すぐに実践できるものばかり。いつもの旅に一工夫加えるだけで、トラブルに巻き込まれにくくなる。回答者の中には、海外旅行時に限らず、普段の生活から自分の携行品に気を配るなど防犯に対する意識を高め、海外旅行先で自然と実践できるようにしている人もいた。海外旅行では思いもしないトラブルに巻き込まれやすいもの。「自分は大丈夫」とは思わずに、できる対策は万全に準備して、旅を楽しみたいものだ。
□調査実施概要
<調査期間> 2013年5月2日から2013年5月13日の12日間
<調査対象> フォートラベル会員(有効回答数:1,667件)
□データの利用について
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