奈良、飛鳥聖徳太子生誕所に建つ柿本人麻呂の悲恋の歌碑(2008年11月) - 飛鳥 のクチコミ
奈良、飛鳥聖徳太子生誕所に建つ柿本人麻呂の悲恋の歌碑(2008年11月)
- さすらいおじさんさん
- 男性 / 飛鳥のクチコミ : 9件
- 旅行時期 : 2008/11(約17年前)
聖徳太子は用明天皇(ようめいてんのう、生年不明?587年)の第二皇子で橘寺前に聖徳太子生誕所と表記された場所がある。ここには飛鳥時代の三十六歌仙の一人で山部赤人(やまべ の あかひと、生没年不詳)とともに歌聖と賞賛されている柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ、660?720年頃)の泣血哀慟(きゅうけつあいどう)の歌の碑が建てられている。
柿本人麻呂は人妻と思われる女性と道ならぬ恋をしていたようだ。女性は亡くなり悲嘆にくれる人麻呂は愛する女性の面影を求めてさ迷い歩いた。命がけの不倫だったのかもしれないし女性は二人の男性の板ばさみになって自ら死を選んだのかも知れない。人麻呂も人に隠れての忍ぶ恋だったからこそ女性を死なせた悲しみと自責の念が大きかったのかも知れない。この詩は愛する女性の死を悲しむとともに人麻呂が自らのふがいなさを侘び、期待を裏切ってしまった女性の魂を鎮める歌だったのかもしれない。近鉄 橿原神宮前駅 飛鳥駅から「かめバス(周遊)」に乗るのが便利。
関連旅行記―http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10297702/
(写真は柿本人麻呂の泣血哀慟の歌の碑)
- アクセス :
- 2.0
- 人混みの少なさ :
- 4.0
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。問題のある投稿を連絡する

