寺へ参るこそ本意なれと思ひて庭までは見ず、残念！

4.0
旅行時期：2025/05（約8ヶ月前）

鎌倉クチコミ：20件

大塔宮鎌倉宮から永福寺跡を左手に見ながら進むと総門が見えてきます。歴史の教科書にも登場する、円覚寺や南禅寺などの住職を歴任した夢窓国師によって創建された古刹です。鎌倉公方足利家四代の菩提所でもあります。総門の先で拝観料を納め、ゆったり平坦な石畳の道を進んでゆくと、その奥に続く石段があります。
本堂を含む寺域全体が落ち着いた佇まいであるのでとても気に入り、御朱印もいただけたので満足して帰って来ました・・・　しかし！
禅の高僧としてだけでなく作庭家としても名高い夢窓国師なのでしたが、徒然草５２段にある「仁和寺にある法師」のように、名勝として知られる庭園を見損ねたことに気づきました・・・。まさに「先達はあらまほしきことなり」です。
再訪時には、京都の天龍寺や西芳寺、甲斐の恵林寺などの庭園とともに名作と称される瑞泉寺庭園を是非ゆっくりと鑑賞したいと思っています。