まさに竜宮城です。乙姫様が二階部分から現れてきそうです。東京駅と楼門が点と線で結びつきました。
- 4.0
- 旅行時期:2024/06(約2年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
武雄・多久 クチコミ:2件
佐賀県武雄市武雄町にある「武雄温泉楼門」についての情報を発信していきます。今回、「武雄温泉楼門」を訪れたのは2024年6月21日です。「武雄温泉楼門」へのアクセスは、バスの本数が限られ、待ち時間を考慮すると徒歩で行った方が賢明で、時間を有効活用できます。「JR武雄温泉駅」北口から「武雄温泉楼門までは、徒歩15分1000mほどです。「JR武雄温泉駅」の北口を出て、左折し「県道24号」を600mほど道なりに直進すると二つ目の信号(表示名:「武雄温泉入口」)がありますので、そこを右折し400mほど進むと「武雄温泉楼門」が見えてきます。
「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」を10:00発の無料シャトルバスに乗り「JR長崎駅」へ向かいました。途中、木々の間から垣間見える長崎市街や長崎港の眺めは心安らぐものでした。10:20頃に「JR長崎駅」の西口へ到着しました。西口にあるコインロッカーに荷物を入れ、「西九州新幹線」の改札へ向かいました。「西九州新幹線」は、「長崎駅」と「武雄温泉駅」を結ぶ延長約66キロの路線で、日本の全ての新幹線の中で走行距離が最も短い新幹線です。本日の最初の目的地は、「武雄温泉」にある「辰野金吾」が設計した「楼門」です。「長崎」を10:44発の「JR西九州新幹線 かもめ22号 武雄温泉行」に乗ること約30分で終点の「JR武雄温泉駅」に着きました。当たり前のことですが、全員下車し、ほとんどの人が同じホームの反対側の「特急列車リレー号博多行き」に乗り換えていました。「武雄温泉楼門」へのバスもありましたが、11:35発で約20分もの待ち時間なので、徒歩で「武雄温泉楼門」へ向かうことにしました。
「楼門」は、「武雄温泉」の入口に立つ「竜宮城」を思わせるような朱塗りの門で、「武雄温泉」のシンボルとなっています。「楼門」は、「天平式楼門」と呼ばれ、釘を一本も使っていない独創的な建築物です。この門は、赤レンガの「東京駅」を設計した佐賀県唐津市出身の「辰野金吾」によるもので、大正4年(1915年) 4月12日に竣工しました。「楼門」とその奥にある「武雄温泉新館」は、平成17年(2005年)7月22日に国指定重要文化財に指定されています。「楼門」は,入母屋造本瓦葺の木造二重門で,竜宮門形式です。平成25年(2013年)には保存修理が行われ、建造当時の色鮮やかな朱色が復元されました。また、2階部分の天井の四隅には「子」、「卯」、「午、「酉」の彫り絵が描かれています。これは干支の十二支のうちの4つで、方角でいえば「東西南北」にあたるそうです。なぜ、干支の十二支のうちの4つだけかというと、実は、設計者である「辰野金吾」の思いによるものです。それは、平成24年(2012年)に復原された「東京駅」の南北ドームの天井には、「巳」や「辰」など8つの干支のレリーフがあり、「なぜ、8つだけだったのか」、長い間、謎のベールに包まれていましたが、「楼門」の4つの干支と「東京駅」の8つの干支を合わせると十二支が揃うことが分かり話題になりました。私たち夫婦は参加できませんでしたが、毎週火曜日を除く毎日に、ガイドの案内付き「楼門干支見学会」が実施されています。見学時間は、9:00~10:00で、見学の受付9:30までとなっています。見学会を実施する期間は令和7年3月31日(月)まです。料金は、文化財保護協力費として大人500円、子ども250円で、お得なことに元湯入浴券が付いています。元湯は大人450円、小人220円なので実質的に大人50円、小人30円ということになります。
「楼門」を潜ると左手に大衆浴場があり、入浴券の自動券売機で入泉券を購入し入浴するシステムになっています。大衆浴場の「元湯」と「蓬莱湯」、貸し切りの「殿様湯」と「家老湯」などがあります。そして、正面には、「武雄温泉新館」があり、ここで「武雄温泉」の歴史を学ぶことができます。ちなみに、「武雄温泉」の起源は、今から1,300年ほど前、「神功皇后」が朝鮮出兵から帰る際に、矛の柄でついて温泉を出したことからと言われています。源泉の温度は約52度、泉質はアルカリ性単純温泉で、効能は疲労回復だそうです。かつては、「宮本武蔵」、「シーボルト」など多くの著名人が入ったそうです。昨日の長崎市内でのハードなスケジュールで疲労困憊で温泉に入りたかったのですが、残された時間はわずかなので、ランチを食べるため「楼門」のすぐ前にある湯豆腐で有名な「佐嘉平川屋 武雄温泉本店」へ向かいました。
01_【「武雄温泉楼門」の一口メモ】
⑴ 所在地…〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7427-1 電話:0954-23-2001
⑵ 問い合わせ先…武雄温泉株式会社 TEL:0954-23-2001
02_【「武雄温泉楼門」へのアクセス】
⑴ 「JR武雄温泉駅」から徒歩15分1000mほど
⑵ ①[武雄温泉駅南口]⇒[武雄温泉入口] ≪祐徳線(肥前鹿島駅前/祐徳神社前方面):祐徳バス≫
・7停留所目(「中央公園」の次の停留所) 所要時間約12分
・9時から17時の間に1時間平均1便 ★10時、14時、16時はなし
・「武雄温泉入口」バス停で下車し、「武雄温泉楼門」まで徒歩7分450mほど
→「武雄温泉入口」バス停で下車し、バスの進行方向と反対方向に80mほど進むと、一つ目の信号(表示名:「武雄温泉入口」)がありますので、そこを肥大折し400mほど進むと「武雄温泉楼門」が見えてきます。
②[武雄温泉駅南口]⇒[武雄温泉入口] ≪嬉野本線:武雄温泉-嬉野-彼杵(たけお競輪場方面):JR九州バス≫
・2停留所目(「中央公園」の次の停留所) 所要時間約4分
・9時から17時の間に1時間平均1便 ★10時、14時、16時はなし
・「武雄温泉入口」バス停で下車し、「武雄温泉楼門」まで徒歩7分450mほど
→「武雄温泉入口」バス停で下車し、バスの進行方向と反対方向に80mほど進むと、一つ目の信号(表示名:「武雄温泉入口」)がありますので、そこを肥大折し400mほど進むと「武雄温泉楼門」が見えてきます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 平日なのでさほど混雑はしていませんでした。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 辰野金吾の設計だけあって、独創的な建築物です。
クチコミ投稿日:2024/07/12
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