この大学博物館の展示内容の充実ぶりには、大学設立の所以にあるのかも
- 5.0
- 旅行時期:2023/08(約2年前)
-
-
by ごーふぁーさん(非公開)
経堂・成城 クチコミ:1件
千歳船橋駅からちょっと歩いたところにある東京農業大学「食と農」の博物館。
めくるめく展示物たち、膨大な鶏の剥製標本、卒業生の蔵元紹介の展示ではあの銘酒もこの銘酒も!
お酒にまつわる各種浮世絵も楽しいし、様々な風変わりな酒器の展示も楽しめる。予想外に食文化の一大博物館でもあった。
この大学博物館の展示内容の充実ぶりには、大学設立の所以にあるのかも。
創立は榎本武揚、この知性溢れる武士が東京農業大学の前身である徳川育英会育英黌農業科をつくる。学校は幾度が改称され、東京高等農学校の初代校長には、日本の博物館の父 田中芳男が就任、国立博物館や上野動物園のお方。
次に大学として編制された際の初代学長は横井時敬で、ここから日本の風土に合った農学を目指すようになる。彼は足尾銅山鉱毒事件の先鞭をつけた人で、こちらの展示でこのことを初めて知った。被害を受けた農民達の手による「大恩人」と書かれた大きな弔旗が玄関ホールに飾られている。
博物館建物のお隣には「バイオリウム」という動物園兼植物園まである。温室内の巨大植物、大型動物のケヅメリクガメやキツネザルなどを、これまた無料で見物できるという太っ腹さである。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2023/08/15
いいね!:7票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する