荒れ気味なのが残念

4.0
旅行時期：2023/03（約3年前）

by masa8982さん（男性）

氷見クチコミ：7件

氷見の朝日山の中腹にある寺院で、創建は白鳳時代まで遡る古刹です。寺名の由来は、富山湾越しに立山から上る朝日を見られるから、というところからきているそうです。現在でも、観音堂のある高台に上れば見えるかもしれません。市街地からも近く、湊川に掛かる朝日橋を渡って、そのまま山側に向かえば突き当りが上日寺です。
境内に入ると樹齢1000年を超える大イチョウが出迎えてくれます。古刹だけあり、本堂や観音堂は歴史を感じさせるものです。また、観音堂の脇には石仏群や閻魔堂も置かれています。ただ、残念なのが、どの堂宇も若干荒れ気味になっていることです。本堂は内陣はともかく、外観がかなり傷んできているように見えます。観音堂も堂宇の修復は行われているようですが、内陣の本尊や周辺仏、厨子などは金箔や漆の剥げが目立ち、少々残念です。閻魔堂も同様でした。
きちんと整備すれば立派な伽藍になると思いますし、是非たくさんの方に参拝して頂いて、お賽銭を出して欲しいな、と思います。なお、こちらの観音堂からは朝日山公園に続く道が整備されています。朝日山公園に行く際に、こちらに参拝して行かれるのも良いと思います。