照蓮寺
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- 旅行時期:2023/05(約3年前)
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by worldspanさん(男性)
竹原 クチコミ:32件
胡堂から少し見上げた場所に見えるのが照蓮寺。創建は不明だが、少なくとも1361年、室町時代初期の南北朝時代には存在していた。
毛利元就の三男、隆景が養子に入った竹原小早川家が帰依し、寺院は手厚く保護されていた。小早川家の学問所としての役割を担い、寺院の「高麗鐘」は963年に作られたものとされ、日本に現存する高麗鐘として4番目若しくは5番目に古いとされ、小早川隆景が朝鮮出兵の際に大軍を破り大勝利をおさめ、軍器として使用するために持ち帰ったと言われている。
小早川隆景が小早川宗家でもある沼田小早川を継いで小早川家を統一した際、沼田小早川家の居城のある三原市に移った後も寺院の威は衰えることがなかったが、関ケ原の合戦後に毛利家が去ったのち福島正則が広島に転封したのちは照蓮寺の領田を没収し、荒廃した。
1619年に福島正則が改易され浅野長晟が転封後に寺院は中興して再び輝きを取り戻し、頼一門のゆかりの寺院ともなった。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2023/05/27
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