江戸情緒漂う風情を感じさせるお花見スポットとしてお薦めできます!
- 4.0
- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by hiroさん(男性)
門前仲町 クチコミ:10件
『お江戸深川さくらまつり』は、東京メトロ・東西線および都営地下鉄・大江戸線「門前仲町駅」を最寄り駅とする「永代通り(都道10号)」および「清澄通り(都道463号)」が交差する「門前仲町」交差点を中心に100店舗以上が加盟する江東区内有数の商店街組合「深川仲町通り商店街振興組合」が中心となり、桜のお花見シーズンに深川(門前仲町)エリアを流れる「大横川」両岸の桜並木をメイン会場として2005年(平成17年)から開催されているイベントです。
ちなみに「大横川」は、東武伊勢崎線(愛称:東武スカイツリーライン)の「浅草駅」から「とうきょうスカイツリー駅」の区間を沿うように「隅田川」を「源森川水門」から分岐して流れる「北十間川」が「とうきょうスカイツリー駅」手前でさらに分岐する墨田区吾妻3丁目の「大横川親水公園北端」を起点にして北側から南側方向に向って流れ、江東区木場5丁目の「永代通り」に架かる「沢海橋」を超えた付近で流路を西側方向に変えながら江東区永代1丁目の「大島川水門」で再び「隅田川」に合流するまでの全長6.52キロメートルとなる荒川水系の河川(運河)です。
この「大横川」の歴史は、徳川幕府・第4代将軍「徳川家綱」の時代である1657年(明暦3年)に江戸時代最大規模の災害として江戸府内の6割以上が焼失したとされる「明暦の大火(振袖火事)」のあとに徳川幕府が防災を重視した復興事業として江戸府内の街並みを拡大し武家屋敷および寺社などを郊外へ移転するため現在の「隅田川」東側にあたる当時の湿地帯であった本所・深川エリアの干拓および造成による新たな街づくり一環として1659年(万治2年)に「大横川」のほか複数の運河および堀が開削されてから、これを機に深川エリアが「大横川」をはじめとする運河および堀の水運を利用した物資の集散地として発展しています。
また「大横川」の名称については、江戸城の東側を北側から南側(江戸城から見ると左手側から右手側)の横向き方向に流れ当時の「大島川」に繋がっていたことに由来し、江戸時代より「大横川」として親しまれていますが、1965年(昭和40年)の河川改正法により西側方向に流れる流路の江東区木場5丁目から「隅田川」に合流する「大島川水門」部分までの「旧:大島川」が「大横川」に統合されています。
今回は、祝日のお昼時に門前仲町エリアを訪れ周辺を散策しながら門前仲町エリアの街歩きガイドのチラシを入手してそこに記載されていた「大横川」の「東富橋」から下流の「東富橋」までの約1.3キロメートルの区間におよそ270本の桜並木が連なっていることを知り、ランチ休憩をしたのあとに桜並木が続く「巴橋」周辺から「大横川」を下流に向って「越中島橋」手前の「黒船橋乗船場」付近までとなる「大横川」左岸側の遊歩道を初めて散策してみました。
『お江戸深川さくらまつり』開催期間の序盤であり桜は満開ではありませんでしたが、メイン会場の「大横川」に架かる「石島橋」全体が”お休み処”として地元商店街などの模擬店が出店されて賑わっておりお祭り気分も味わえて楽しめました。
そのほか『お江戸深川さくらまつり』を盛り上げるイベントのひとつである櫓を手で漕ぐ和船(お花見周遊船)が桜並木の「大横川」を航行する光景は江戸情緒漂う風情を感じさせるお花見スポットとしてお薦めできます。
今回はお花見周遊の乗船客を乗せた和船を川沿いおよび橋上から写真撮影をして楽しめましたが、機会があれば事前予約制となっている和船に乗船してのお花見も体験してみたいほかに今回遭遇しなかった昔ながらの”新内流し(三味線の弾き流し)”を乗船させた和船さらに桜並木の夜間ライトアップの写真撮影などで、また『お江戸深川さくらまつり』の開催時期にあわせてメイン会場となる「大横川」に立ち寄ってみたいと思います・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.5
- 最寄り駅の東京メトロ・東西線および都営地下鉄・大江戸線の門前仲町駅から直ぐです。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 開催時期の序盤で桜が満開になる前でしたが、模擬店などが出店している"お休み処"の石島橋は賑わっていました。
- 催し物の規模:
- 4.0
- 江東区内有数の商店街組合が中心となり桜のお花見シーズンに開催されるイベントです。
- 雰囲気:
- 4.5
- 江戸情緒漂う風情を感じさせる手漕ぎの和船と桜は撮影スポットとしてお勧めできます。
- バリアフリー:
- 2.5
- 大横川沿い遊歩道の道幅は狭いです。
クチコミ投稿日:2023/04/22
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