新興住宅街の中に建つ、巨大な屋敷門に驚く
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- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by ワンダラーさん(男性)
練馬 クチコミ:84件
練馬区の中央、笹目通りから数百メートル西に入った谷原三丁目の新興住宅街の道路に、住宅の門とは思えないほどの巨大な茅葺の門が出現する。
これは、江戸時代末期に谷原地域の豪農で、練馬高野台駅近くの長命寺を開いた増島重明を祖先とする大地主、増島家の屋敷の門だという。
個人邸宅なので、見学は道路からしかできないが、巨大な茅葺切妻屋根を本柱の後方に控柱を建てて支えるという「藥医門」という建築様式とされる。
門は、道路に対して南面し、奥に屋鋪がある。昔はもっと広かったのであろう。
武蔵野では冬季の北西風を避けるため、北西側を防風林で囲んで、南から庭を通って入る屋敷が多く、ちょっとした農家でもそんなつくりが多い。
巨大な茅葺の門とのバランスを考える、広大な屋敷の豪農だったのであろう。
周囲は住宅化されたとはいえ、生産緑地が残り、花木の苗木畑にされたところも多い。
2月から3月にかけては、白梅、紅梅、枝垂れ梅、椿、木瓜など、大きくなり過ぎたような苗木が満開になるので楽しい。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2023/03/07
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