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講談の演目”寛永三馬術 出世の春駒”に登場する急傾斜な石段(出世の石段)です!

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/09(約2年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

三田・田町・芝浦 クチコミ:11件

東京23区内における自然に形成された丘陵の最高峰とされる「愛宕山」(標高25.7メートル)の頂上部分に鎮座する『愛宕神社』(港区愛宕1丁目)の参道となる参拝ルートは、「都道301号」に面した「男坂」と称される傾斜角およそ37度の急傾斜な86段からなる石段の「表参道」および「表参道」の北側(右脇)に「男坂」より傾斜が緩やかな109段の石段「女坂」があり、さらに「都道301号」に面して”愛宕神社車”と記載された鳥居が設置されている自動車が通行可能な「愛宕新坂」があります。
また「愛宕山」を東西方向に貫通する車道の「愛宕トンネル」東側に「愛宕山」の山頂に通じる専用エレベーターとあわせて歩行者専用階段が設置されているほかに「愛宕トンネル」西側にも歩行者専用階段が設置されています。
この『愛宕神社参道』の中で「表参道(男坂)」は「出世の石段」とも呼ばれ、伝統話芸「講談」の演目「寛永三馬術 出世の春駒」に登場する江戸時代初期である1634年(寛永11年)の出来事が語り継がれています。
「寛永三馬術 出世の春駒」のあらすじについては、徳川幕府・第3代将軍「徳川家光」が第2代将軍であった「徳川秀忠」の三回忌にあたる命日に徳川将軍家の菩提寺である「増上寺」を参詣した帰り道に『愛宕神社』下から「愛宕山」に咲く梅花を見た将軍が”馬に乗ってあの梅の花を取って参れ!”と命じると、その場にいた家臣たちが急傾斜の石段にひるむ中で四国丸亀藩士「曲垣平九郎」が落馬することなく山頂で咲く梅花の枝を折って「徳川家光」に献上したことで、「徳川家光」が泰平の世にあっても馬術の稽古を怠らない「曲垣平九郎」の姿勢を”日本一の馬術の名人”と称賛し、「曲垣平九郎」の名が全国に知れわたったとされる武芸伝です。
また武芸伝の生まれた『愛宕神社』につては、1603年(慶長8年)に徳川幕府・初代将軍に任命された「徳川家康」が当時の「桜田山」(現:愛宕山)に「勝軍地蔵菩薩像」を祀ったことがはじまりとされている徳川将軍家ゆかりの神社となっています。
この「徳川家康」が祀ったとされる「勝軍地蔵菩薩像」は、738年(天平10年)に「東大寺(奈良)」の”四聖”のひとりに数えられている「行基」上人が近江国甲賀郡信楽(現:滋賀県甲賀市信楽町)の地を訪れた際に造像したものと伝えられており、1582年(天正10年)の「本能寺の変」の際に和泉堺(現:大阪府堺市)に滞在していた「徳川家康」が小姓衆などわずかな手勢で本拠地の三河国「岡崎城」まで決死の覚悟で帰還する途中で甲賀郡信楽の豪族「多羅尾光俊」の協力を得て伊賀(現:三重県伊賀市)越えの道のりを通過するおりに「行基」上人が造像したとされる「勝軍地蔵菩薩像」を伊賀越えのおとりとするため「徳川家康」に献上されたと伝えられていますが、1923年(大正12年)に発生した「関東大震災」が原因で焼失しています。
『愛宕神社参道』の「出世の石段」については以前より知っていましたが、今回は久しぶりに「虎ノ門」エリアを訪れる機会があり初めて『愛宕神社参道』を代表する「表参道」の「出世の石段」を通り『愛宕神社』を参拝しました。
「出世の石段」の前に立って昇降する際の補助となる鎖が設置されている急傾斜の石段を目の当たりにすると想像以上に急傾斜であると感じて改めて「曲垣平九郎」が”日本一の馬術の名人”であったことを実感することができました。
また「虎ノ門」周辺エリアを訪れる機会があれば「出世の石段」を上り『愛宕神社』を参拝してみたいと思います・・・

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅から徒歩5分程度です。
人混みの少なさ:
4.0
平日の午後に参拝しましたが参拝者もまばらですが絶えることがありませんでした。
バリアフリー:
2.5
表参道(男坂)の”出世の石段”は想像以上に急傾斜であると感じました。(愛宕神社の参拝ルートは愛宕山・専用エレベーターなどもあります)
見ごたえ:
4.0
講談の演目”寛永三馬術 出世の春駒”に登場する急傾斜な石段(出世の石段)です。

クチコミ投稿日:2023/02/25

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