東新宿の紅皿の墓は、和歌に秀でていた紅皿尼の墓です。太田道灌へ差し出す蓑の雨具の歌で有名です。

3.5
旅行時期：2022/11（約3年前）

by さいたまさん（男性）

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東新宿の紅皿の墓は、和歌に秀でていた紅皿尼の墓です。太田道灌へ差し出す蓑の雨具の歌で有名です。
紅皿の墓は、三基の石碑と解説板からなる墓で、大聖院の西側に置かれています、
墓石は、苔がむし、年月の流れを示しているようです。
太田道灌が、急な雨に見舞われ、近くの少女に蓑の雨具を所望したが、困窮の紅皿少女は、
山吹の枝を差し出し、「山吹の実一つだになきぞ悲し」と和歌で返しました。
「山吹の実も無い。」と「蓑も無い。」とかけていたのです。
太田道灌は、和歌の趣に感心して、紅皿少女を和歌の師となし、大切にしたそうです。
太田道灌の没後、少女は尼となり、大聖院の地で亡くなりました。
太田道灌との和歌のやり取りと紅皿尼の墓が、大聖院にある理由が、現在も営々として伝えられています。
和歌にまつわる教養の高さを感じさせる墓です。