明治時代に建てられた国宝、ネオ・バロック様式の豪華な宮殿
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- 旅行時期:2022/06(約2年前)
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by piglet2017さん(非公開)
赤坂 クチコミ:4件
皇太子時代の大正天皇のために建てられた華麗な西洋風宮殿です。最初に受付で記名し、手荷物検査を受けます。チケットの自動券売機は現金のみで、キャッシュレスの場合は有人の窓口での購入でした。エアコンのきいた事務棟で17分のDVDを鑑賞、あらかじめ予習してから、いよいよ見学です。
フォンテーヌブロー宮殿やヴェルサイユ宮殿の小型版のような印象を受けましたが、明治時代を代表する建築家、画家、工芸家が結集してつくりあげただけに、豪華なインテリアでした。特にフォンテーヌブロー宮殿の絵皿の回廊を連想させる、セーブル陶器の絵皿の代わりに七宝焼きの額で装飾されたアンリ二世様式の花鳥の間が見事でした。羽衣の間のオーケストラボックスの前には、美しい装飾のクリーム色のピアノが置かれていました。フランス製のエラールピアノで、皇室の方々が演奏されたものだそうです。見学者はまだそれほど多くはないので、スタッフの方の説明も適宜聞くことができました。
グリフォン、亀、シャチで飾られた噴水のある主庭の片隅には、ゴルバチョフ大統領が植樹した冬菩提樹があり、ちょうど満開になっていました。前庭の噴水の向こうには、国宝の衛兵の詰所がありました。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2022/06/18
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