島国にしては日本には海事博物館が少なく、館山という立地ながら関東圏では貴重な博物館
- 5.0
- 旅行時期:2021/10(約3年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
館山 クチコミ:5件
海辺の 「渚の駅」たてやま に併設され、館山市立博物館の分館扱いとなっている立派なもの。
1階展示にある「さかなクン」の説明によると、「東京館山海底谷」と呼ばれる深い海溝が館山の沖合にある。海図を見ると、房総半島の太平洋側には日本海溝があり、そこから本州に向かって1000m以上の深さの相模トラフが分岐している。その相模トラフから更に東京湾に向かって分岐して延びているのが、深さ800mほどの「館山海底谷」である。つまり、三浦半島の「剱崎」と房総半島の「洲崎」の間がとても深くなっており、一方東京湾に近づくと水深は急激に浅くなる。この幅広い深度差がある為、東京湾は多くの魚が生息し、豊かな漁場となっている。
この豊かな東京湾の玄関口にあたる館山は古くから漁業が盛んであり、沿岸漁業を中心に定置網漁業、まき網漁業など網漁も目立つ。そのため、この『渚の博物館』の2階には漁業の道具展示や網漁のジオラマ模型が素晴らしく、近代の日本の漁業をビジュアルかつ立体的に知ることができる素晴らしい博物館であった。そして、先のハンブルク アルトナ博物館で見た各種網漁の形態を調べ直すよい機会となった。
詳細はコチラ↓
https://jtaniguchi.com/chiba-tateyamacity-museumofnagisa/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/10/16
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