”なかぱん”の愛称で幅広い年齢層に親しまれている地元に根付いた老舗パン屋さんです!
- 4.0
- 旅行時期:2021/06(約5年前)
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by hiroさん(男性)
館山 クチコミ:6件
『館山中村屋 館山バイパス店』は、館山自動車道路「富浦インターチェンジ」から「国道127号(館山バイパス)」を6キロメートル程度(自動車で約10分)南側に位置する「国道128号(外房黒潮ライン)」と交差する「南総文化ホール前」交差点の約150メートルほど手前にカフェ施設を備えた老舗パン屋さんです。
ちなみに『館山中村屋』が誕生するまでの歴史は、1901年(明治34年)に現在の東京都文京区本郷となる「東京大学」正門前にあった「中村屋パン」を居抜きで買い取り新たな「中村屋パン」として開業したのちの「新宿中村屋」(創業者:相馬愛蔵)にのちの『館山中村屋』初代(創業者:長束実)が1902年(明治35年)から従業員となったことが始まりとされています。
1907年(明治40年)になると「新宿中村屋」創業者(初代)が「新宿中村屋」の基盤となる新たな新宿店を出店したことにより、大旦那の相馬氏から従業員であった長束氏が本郷店を任されたいました。
一方、現在の館山市においては、大正時代初期になると避暑地として海水浴場などの整備事業が進められており、さらに1919年(大正8年)になると当時の「安房北条駅(現在のJR館山駅)」が開業したことにあわせて鉄道による旅行者が増加していた「安房北条駅」前に長束氏が夏季限定で「新宿中村屋」から独立した店舗を開業したことが『館山中村屋』の創業とされています。
その後に経営が創業者である初代から2代目に代わると夏季限定の店舗から館山に定着した店舗となり、現在では4代目となる親族経営が受け継がれ、”なかぱん”の愛称で親しまれながら館山市内に2店舗(館山駅東口店・館山バイパス店)、君津市に1店舗(君津店)の全3店舗を構えて地元に根付いた老舗パン屋さんとして創業時からの老舗の味が引き継がれています。
今回は、館山エリア周辺を訪れた土曜日・日曜日の2日間にわたり自動車で『館山中村屋 館山バイパス店』に立ち寄ってみました。
『館山中村屋 館山バイパス店』は、「JR館山駅」東口から約1.7キロメートル(徒歩20分程度)となるため自動車での利用者がほとんどで、店舗敷地内にある駐車場のほかに敷地外にも第2駐車場がありますが、訪れた両日とも駐車場は地元の方と思われる自動車で満車状態で地元に根付いた人気店であることが伺えました。
店舗内部は、入口を入ってすぐに食パン類、右手側に菓子パン類、左手側に総菜パン・洋菓子・アイスクリームなどの販売コーナーがあり、さらにその奥のカフェスペースが配置されています。
初日に立ち寄った際は、夕方であったため販売されているパンの品数も少なくなっていましたが、各品の値段もリーズナブルで購入した食パンもモチモチした食感でこだわりを感じる美味しいパンでした。
また、店舗内のカフェ施設が閉店を迎える時間帯でカフェスペースからは多くの高齢者の方が出てきてお迎えの地元高齢者施設の名前入り自動車に乗り込み帰宅するところに出くわして地元の幅広い年齢層の方々に親しまれている店舗であることも実感できました。
余談となりますが、店舗出入口部分には、ジャム・クリーム・チョコレートにナッツなどをトッピングして二度焼きしたクッキーとして知られる”ロシアケーキ”を作る際に使用していたナッツをペーストにする石製ローラーの機械が展示されています。
『館山中村屋』の”ロシアケーキ”は、初代が「ロシア皇帝」お抱えの製菓技師の経歴をもつ「新宿中村屋」の洋菓子職人であったロシア人より直接伝授されたの製法技術が現在も引き継がれている逸品としても知られています。
機械があれば、館山エリアを訪れた際にまた立ち寄りたいと思える老舗パン屋さんです・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 利用形態:
- その他
- アクセス:
- 2.5
- JR館山駅・東口から約1.7キロメートル、自動車での利用者がほとんどで利用者がほとんどです。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 各品ともリーズナブルな値段です。
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 幅広い年齢層に親しまれている地元に根付いた雰囲気が伝わってきます。
- 料理・味:
- 4.0
- 食パンを購入しましたがモチモチした食感でこだわりを感じる 美味しいパンでした。
- バリアフリー:
- 4.0
- 店内に段差はありません。
- 観光客向け度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/07/17
いいね!:7票
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