人工の森とはとても思えない原生林のような神域。この人工林こそが見もの。
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- 旅行時期:2021/04(約5年前)
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by ワンダラーさん(男性)
原宿 クチコミ:13件
明治神宮は、JR山手線の車窓からも原宿駅構内から代々木駅間で、その広い森を眺めることができる。
隣接する代々木公園などの緑地と合わせて、商業地や住宅地が多い東京の街の貴重な緑地空間になっている。大きな社でもあるが、73haにものぼる大きな森でもある。
その大部分は、江戸時代は1640年から彦根藩伊井家の下屋敷で、明治17年、1884年に皇室財産の南豊島御料地になった。
しかし水はけが良い関東ローム層に覆われた淀橋台の一部ではあり、西側の河骨川の谷が深いので武蔵野台地からの地下水の供給は少なく、降った雨が低地に少し湧き出すくらいの余り水利に恵まれない荒地が多かったようだ。
明治天皇の崩御で、東京周辺でお祀りする場所を選定し、この南豊島御料地の一部に明治神宮を造営することになり、1920年に創建されたとされる。
低地の南池や北池の拡張や水利を図り、全国から献木れた苗木95,000本を計画的に植林して、将来的に常緑広葉樹中心の林相になるように計画され、計画よりも早くその林相になったという。
明治神宮で最も見るべきものは、この立派な人工林であろう。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/05/05
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