くの字階段
- 4.0
- 旅行時期:2021/03(約5年前)
-
-
by ごりさん(男性)
新宿 クチコミ:428件
西向天神社のある高台に向かう階段です。参道の階段の横にあるくの字型の階段で、この階段を山吹坂といいます。
西向天神社のとなりにある大聖院境内にある紅皿の碑にちなんだものだそうです。太田道灌が急な雨にあって蓑を貸してほしいと頼みました。しかし、その家の少女は簑の代わりに山吹の枝を差し出してきたのだそうです。
太田道灌は枝がほしいわけではないと怒って雨の中帰ったそうですが、その後この話を仲間にすると、醍醐天皇の皇子の中務卿兼明親王が詠んだ和歌で
七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき
という歌があるけど、その少女は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのだろうと解釈し、太田道灌はなるほどー!!となって、その少女に悪いことをしたと恥じて和歌の勉強にも励んだという伝説があります。
その少女が紅皿といいます。それにちなんだ坂道なのだそうです。坂道の由来も読んでみるととても奥深いなと思います。
- 施設の満足度
-
4.0
クチコミ投稿日:2021/05/04
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する