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日本人目線ながら先の大戦を各側面から知ることになる

  • 4.5
  • 旅行時期:2021/12(約2年前)
ごーふぁーさん

by ごーふぁーさん(非公開)

神田・神保町 クチコミ:8件

毎夏の興味深い企画展に加えて、上階には野戦病院のジオラマに加え、傷病兵の伝承資料が豊富に展示されている。が、正視しかねる厳しい内容のものも多い。こちらと付近の昭和館は、靖国神社 遊就館と合わせて見学すると、あくまでも日本人目線ながら先の大戦を各側面から知ることになる。

22年春ミニ展示のみ入替で「失明戦傷病者の労苦」を。
片目を失っただけでも、距離感がつかめぬので運転免許や海技士免許などが取得できず復員後の就労に支障をきたした。義眼は三角型の形をしており、コンタクト同様の入れ方、日々消毒も必要で度々要交換であると、ケアもたいへんなものであった。

21年冬 企画展「武良 茂(水木しげる)の人生」
この人の画は雄弁で、多くのリアルな日本兵の状況を知った。ブースは小さく、展示品は限られているが、人生絵巻は壮観、著作紹介があり「ねぼけ人生」など未読の戦記ものの存在を知る。映像では横から口出しをする妻の存在が微笑ましい。

21年夏 企画展「義足は語る」
兵士への義手義足は皇后からの恩賜品であった。加藤隼戦闘隊パイロットの空戦用に工夫を施した義足や海外製だった大隈重信の義足の詳細が興味深い。
壊疽による切断がほとんどで施術前後の苦しみ、除隊後の暮らし、部位の痛みが痛ましい。

20年夏 企画展「車いすと戦傷病者」
日本の廃兵院である箱根療養所で使用された車いす、当時の重くて無骨な車いすにも随所に工夫がある。当時の廃兵院の様子も垣間見ることができる貴重な展示。
パラリンピックとの関係展示では、車いすの発展史の展示となっている。

19年夏 企画展「病院船」
氷川丸にグラマン機が数回飛来したが何もなく翼を横に振り病院船として・・・あっぱれと感謝していた、と。
一方、帰還中に次々と撃沈される病院船、残る戦友は乗った者は死ぬと考え喜べず無言で送り出したとの話も。
次々沈む徴用船の悲しみ。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
4.5
コストパフォーマンス:
5.0
人混みの少なさ:
4.5
展示内容:
3.5

クチコミ投稿日:2020/09/08

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