久保田一竹美術館

至福の時を過ごせた美術館

5.0
旅行時期：2020/08（約4年前）

by tamakoroさん（女性）

富士五湖クチコミ：18件

旅で美術館巡りは楽しみの１つ。美術館の正門の素敵な雰囲気に是非とも行きたいと計画しました。アジア旅行好きとしては海外との融合は気になるところ。
「一竹辻が花」を展示する美術館ですが、インドの古城の扉をいくつも組み合わせた扉を入ると別世界です。苔むした美しい岩、滝もあり広大な敷地ですが、どこを見ても美しく感激。受付がある新館はまるで海外に来たような雰囲気。本館はピラミッドのような建築で樹齢１０００年以上の樹が１６本使われている壮大な建築物。天井から差し込む陽と建築様式を見られ圧巻です。その中で舞台のように一段高くなった所と周りに着物の展示があり、間近で繊細な染色や素晴らしい伝統技法を感じる事ができます。

同じ本館奥に一竹氏がプライベートで使用していたお部屋があり、見学のみもできますがお抹茶セットで休憩する事もできました。滝の見える席でゆったりできました。
漆喰の温かみがあるお部屋に、アジアで使われている木の温もりがあるテーブルや椅子。
洞窟や鍾乳洞を思わせる空間が居心地が良かった。

本館を出て散策路や新館2階のカフェも素敵です。カフェでは海外で収集した蜻蛉玉の展示があり、本館お茶室のレシートで入る事ができました。
蜻蛉玉のコレクターだった一竹氏が海外で集めた貴重な蜻蛉玉を見る事ができました。
蜻蛉玉の販売もありました。

本館から更に奥の散策路は小川が流れ涼しく美しい自然に癒され、所々に見どころがあり感動。１０時開館に合わせて行き２時間ほど滞在しましたが、帰る頃は来館する人が増えてきました。
早い時間に行き静寂の中で散策、見学、お茶ができたのも良かったです。